4月27日放送の報道番組「ユアタイム」(フジテレビ系)が、北朝鮮のニュースを伝えた。しかしそこで使用されたVTRの編集が、視聴者の間で物議を醸しているという。
「同番組では、最新の朝鮮中央テレビの映像を紹介しました。その中で北朝鮮の子供たちが、体を動かす映像が流されたのですが、なぜかフジは『日本でも流行ったあのダンスを思わせる振り付けで、子供たちがキレキレのダンスを披露しています』とのナレーションで、関係のない『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の主題歌である星野源の『恋』を使用しました」(テレビ誌記者)
今回紹介された元の北朝鮮映像では、まったく違うBGMが使われているにもかかわらず、フジは編集で星野の曲を被せたのだった。
この編集には、ドラマや星野ファンから多くの批判の声が上がったという。
「今回流れた映像はダンスではなく、何十年も前から北朝鮮に存在する『律動体操』という有名なものです。そのため今回、星野の曲を流して『あのダンスを思わせる』と報道したことで、恋ダンスは北朝鮮の影響があったと受け取られかねない印象を視聴者に与えました。するとアーティストや『逃げ恥』のファンからは『振りも全然似てないし! 恋ダンスがマネをしたとでも言いたいの?』『振付師のMIKIKO先生に失礼!』『これは星野サイドから怒られてもおかしくない』と批判が殺到しました」(前出・テレビ誌記者)
昨年、星野源と新垣結衣がエンディングでダンスを披露したことで、大ブームを巻き起こした恋ダンス。それだけに今回のフジの編集には、違和感を覚えた視聴者が多かったようだ。