去年デビュー30年を迎えた元祖バラドル・山瀬まみに不運が相次いでいる。先月21日、レギュラーを務める「天才!志村どうぶつ園」(日本テレビ系)の収録前にスタジオのセット裏で転倒し、両足骨折。翌22日に入院した。
「彼女は本来であればこの2日後、10月9日から新たに放送される『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)という医療バラエティの初回収録にMCとして参加するはずでした。しかし今回の件で収録は欠席。やむなく、もう1人のMCだったアンジャッシュ・渡部建だけで収録は乗り切ったそうです」(芸能ライター)
この「名医の──」は去年から今年にかけて特番で5回放送され、いずれも好評を得たことからレギュラーに昇格したものだ。そんな番組の船出に欠席を余儀なくされるとは、あまりにもツイていない。しかもよりによって健康番組とは、さらに笑えない。
今回の件によって彼女は、「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系)の収録も出演20年で初めて欠席したという。だが、そんな骨折よりも彼女にとって痛かった最大の屈辱は、去年の「ためしてガッテン」(NHK)の降板劇だろう。
立川志の輔司会の生活情報番組「ためして──」。95年から続いてきた長寿番組で視聴率も悪くなかったが去年突然ナゾのリニューアルを遂げ、「ガッテン!」というタイトルに改称。だが、志の輔も小野文惠アナも続投だったというのに、番組開始以来パネラーとして出演していた山瀬だけ“卒業”させられたのである。
そしてリニューアル後、パネラーとして出演しているのは元AKB48の大島麻衣や、HKT48の指原莉乃といった新世代のバラエティタレントなのだ(ただしいずれも準レギュラー)。
「おそらく山瀬は、リニューアル後の『ガッテン!』も気になって見ているはず。その時、彼女自身も、バラエティ界の世代交代を感じたことでしょう。そんな中で、今回の骨折での入院が長引けば、今あるレギュラー番組の席も検討されるに違いない」(前出・芸能ライター)
いずれにしても彼女の一日も早い回復が待たれるところだ。
(魚住新司)