女子フィギュアスケートの新星・本田真凜の新CMが注目の的である。「第二の浅田真央」と呼ばれる新スポドルは、身長161センチのスレンダー美女。ジュニア時代に世界を制した華麗な氷上の舞もさることながら、すでにCM業界でも“破格”の契約金で脚光を集めているのだ。
全国で10月21日からスタートした読売新聞の新CMで、本田真凜(16)は純白衣装に身を包み華麗なスケーティングを披露している。スポーツ紙記者が話す。
「真凜ちゃんはフィギュアスケートの16年世界ジュニア選手権に優勝。今年3月の同大会でも史上2人目の200点オーバーで準優勝し、一躍、『浅田真央2世』と呼ばれることになった逸材です。今季から舞台をシニアに移すや、9月のデビュー戦『USインターナショナルクラシック』で優勝し、平昌五輪出場の期待が膨らんでいます」
その真凜が今年8月、妹・望結(13)、紗来(10)と三姉妹そろって読売新聞と「アンバサダー契約」を結んだことが発表された。民放局記者が振り返る。
「実は発表後に読売グループ内から、『契約金が破格で驚いた』という声が聞こえてきたんです。すぐに探ってみると、なんと年間5000万円! 一般的にアンバサダーといえば観光大使などの応援団や名誉職の色が強く、高額な契約金は派生しないものだけにびっくりでした。同時に『(読売グループが)CMキャラクターとして取り込んだな』と、誰の目にも映りました」
この「5000万円契約」、単純にCM出演契約だけ見ても一流ラインを超える“破格”ぶりだという。広告代理店関係者がCMタレントの契約価格相場を記した独自のランキング表を見ながら解説する。
「現在の一般的な1年契約の適正価格で見て、一流の証しとなる目安は3000万円、女優の米倉涼子(42)が該当します。その上を見ると、綾瀬はるか(32)で4000万円。彼女はパナソニックやコカコーラなどのナショナルクライアントばかりで、まさに“CM女王”という存在です」
視聴率女王の異名を持ち、東京新聞のCMキャラクターを務める米倉ばかりか、国民的女優の綾瀬をもしのぐとなれば、いかに本田姉妹の契約金額が破格かわかる。氷上の女王として君臨した浅田と対比しても、驚かされるばかりだ。スポーツ誌編集者が話す。
「時代背景の違いこそあれ、10年前の秋、17歳の真央ちゃんのCM契約金は推定4000万円。その前年にシニアに転向、全日本選手権で優勝し、世界選手権でも2位と輝かしい実績を兼ねての金額でした。シニア転向1年目でいきなり真央ちゃん超えとは、真凜ちゃんへの期待の高さがうかがえます」
確かに、浅田の契約金の推移を見れば、真凜の今後の活躍しだいでは、お買い得感すら増しそうだ。
「浅田はライバルのキム・ヨナとの激突で注目された10年バンクーバー五輪前後が最盛期で、8000万円から1億円で13社とCM契約し、年間8億円を稼いだと推定されていました」(前出・代理店関係者)