昨年の大晦日に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ)のスペシャル番組、「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」は第一部が17.3%、第二部が16.3%と今回も高視聴率をマークした。ただし「アメリカンポリス」というテーマがあいまいだったせいかSNSなどでは「面白くない」「ぜんぜん笑えないんだけど」「さすがにネタ枯れかなぁ」など冷ややかな声も多かった。
特にベッキーが逆ドッキリでタイキックを浴びたシーンでは「女性が不貞をするとここまでされるの?」「一気に冷えたわ」「ガチで怯えてるんじゃん」などベッキーを気の毒がる声が多く、視聴者もドン引きしてしまったようだ。
「ベッキーさんは不貞騒動をウリにしている面もあります。今回のタイキックは不貞のミソギ的なギャグだったのかもしれませんし、ベッキーさんの事務所も了承しているはず。とはいえ、恐れおののき痛がって起き上がることもできないベッキーさんを見て笑うことはできなかった。もともとビンタや度重なるタイキックなど体を張った痛いギャグに批判もあった番組ですが、今回はきゃしゃな女性への行為。日テレには苦情も寄せられているようです」(エンタメ誌ライター)
浜田雅功が黒人メイクをした件でも「差別的だ」として海外メディアでも取り上げられる騒ぎとなっている。
「最近はただの“宿直”の人たちを描いているだけで以前のような勢いはない。そのうえ、これだけの批判があれば番組の存続も危ぶまれるでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
今年の大みそか、「笑ってはいけない」シリーズは無事放送されるだろうか。
(笠松和美)