芸能

朝日奈央が菊地亜美を抜いた?バラエティで重宝される「スキル」とは

 2月20日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)で、タレントの朝日奈央がかつての“同僚”である菊地亜美にメッセージを贈った。この日はクラウドファンディング運営会社の女社長など5人のカリスマ社長が登場。朝日は自身も所属していたアイドルグループの「アイドリング!!!」が15年に解散したと語り、1日だけの復活ライブをクラウドファンディングでできないかと提案した。ここでゲストMCの山里亮太が「たぶん菊地亜美は来ないよ」とツッコむと、「絶対きてね!」とカメラ目線を決めたのである。

 その朝日は最近、テレビで見ない日がないほどの活躍ぶりだ。アイドリング!!!出身者として最大の成功者だった菊地亜美が結婚とともに出番を減らしているのに対し、その存在感を高めている。しかも業界内外での評判でも菊地を上回っているというのである。二人を知る芸能ライターが指摘する。

「誤解なきように言っておくと、毒舌キャラが持ち味の菊地も舞台裏ではとても礼儀正しく、評判は上々です。ただ、朝日は生来の明るさで菊地を上回る高い評判を得ているのです。朝日はティーンモデル出身で見た目の良さは上々。そして高校の同級生だった松岡茉優に“太陽”にたとえられたこともある明るさを発揮し、男女を問わず『一緒に仕事したい』と思わせるオーラを放っています。変顔や体を張った仕事にもイヤな顔一つ見せずに取り組み、場を白けさせないところも大きな評価ポイントの一つ。今、テレビ業界で最も起用したいタレントの一人に成長しました」(テレビ誌のライター)

 ただ、ルックス面では朝日を上回るモデル系タレントもいるうえ、24歳という年齢のわりには艶っぽさに欠け、アイドル時代の師匠的な存在であるバカリズムから少年呼ばわりされていたのも事実。そんな朝日がなぜ、今、最も使い勝手のいいタレントとして評価されているのだろうか。

「まずはベテラン芸人並みにガヤがうまいこと。アイドリング!!!はバカリズムの司会でレギュラー番組を持っていましたが、最大で20名を超えるメンバーが在籍していたため、常に発信し続けないと埋もれてしまう環境で揉まれ続けてきたんです。今回の『ナカイの窓』でも終始、細かなガヤを入れ続けており、そこは菊地と同じ方向のスキルです」(前出・テレビ誌ライター)

 その一方で、菊地との違いが露わになる部分もあるという。それこそが朝日の持ち味だというのだ。テレビ誌のライターが続ける。

「朝日は自分が理解できない話題になっても、笑顔でイヤミなく調子を合わせられるのです。菊地はバラエティ番組を観まくっては予習や復習を欠かさない研究熱心さを評価されていますが、理解できない話題になると途端に口数が減ってしまいがち。それに対して朝日は全体のノリに合わせて感心してみせたり、印象的な言葉を繰り返してみせるなど、興味のないフリを決して見せない姿が制作陣にとっては便利なことこのうえないんです。そのあたりには彼女自身の天真爛漫な性格が表れているのかもしれませんね」

 そんな朝日は今日もどこかの番組で、スタジオを朝日のように照らしているに違いないだろう。

(金田麻有)

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