法律違反の薬物関連の容疑で4月2日に起訴された「電気グルーヴ」のピエール瀧こと瀧正則被告について、東京地裁は4月2日に保釈を認める決定を出した。保釈保証金は400万円となっている。
一方で瀧被告の所属事務所では起訴された4月2日に、マネジメント契約を解除したと発表。これで当面の間、瀧被告の芸能活動は封印されることとなった。その瀧被告は今回の事件に関連して数々の出演作品がお蔵入りになっており、テレビ局や映画会社から請求される損害賠償は10億円にも及ぶと噂されている。
「瀧本人はステージ上での自由奔放な振る舞いとは裏腹に、私生活では東京・世田谷区に一軒家を構えるなど堅実に暮らしています。一時は不貞騒ぎで離婚が取りざたされたこともあったものの、瀧が必死に妻のご機嫌を取って収まったのだとか。浪費癖なども聞きませんし、人並み以上の蓄えはあるでしょうが、さすがに10億円の賠償金を払えるほどの資産はないはず。それゆえ今後は自宅を手放すなど金策に追われることになりそうです」(音楽ライター)
しかしマネジメント契約が解除された今、芸能活動で稼ぐわけにもいかず、日々の生活すらままならない恐れもある瀧被告。そんな状況にファンの間から、経済的に応援しようとの声があがっているというのだ。
「瀧は電気グルーヴのメンバーとして100曲以上の作詞を手掛けており、それこそ最大のヒット曲である『Shangri-La』でも『作詞:電気グルーヴ』名義で関わっています。そのため電気グルーヴの曲がカラオケで歌われるたびに、瀧には作詞家としての印税が入ってくるのです。これは瀧本人に対して発生する印税なので、所属事務所との契約が切れた後でも継続的に入ってきます。こういった理由からファンの間では電気グルーヴのカラオケを歌うことで、間接的に瀧を支援するという機運が盛り上がっています」(前出・音楽ライター)
作詞印税に関しては「残酷な天使のテーゼ」の作詞を手掛けた及川眠子には毎年、3000万円ほどが振り込まれるとの話もある。はたして瀧被告の手にする作詞印税はどれほどの金額になるのか。ファンならずとも気になるところだ。
(金田麻有)