スポーツ

強制性交の山川穂高に「温情トレード案」も浮上した西武ライオンズが迫られる「決断」

 強制性交の疑いで書類送検された西武ライオンズの山川穂高をめぐり、球団が「決断」を迫られている。6月21日には埼玉県所沢市で、親会社である西武ホールディングスの株主総会が開かれる。そこで焦点となるのが、西武ライオンズ取締役オーナーで、西武ホールディングス代表取締役会長の後藤高志氏の存在だ。スポーツ紙デスクが解説する。

「元みずほ銀行副頭取の後藤氏は、銀行マン時代に総会屋利益供与事件に揺れる社内で、改革の先頭に立って業績急回復へと導いたヤリ手です。株主への配慮は厚く、株主総会で『山川問題』が俎上に載り、厳しい声を浴びせられることを見越して、対策を練っているといいます。球団は起訴、不起訴の判断を受けて処遇を決めたい考えですが、後藤氏のひと声で早まる可能性も出てきました」

 当の山川は球団の室内練習施設を使用して、バッティング練習を行っているという。前出のスポーツ紙デスクは、

「練習といっても、軽くバットを振る程度です。筋肉が落ち、精神的にも参っているためか、体重が激減しています。他球団へ温情トレードに出す案も出ていますが、たとえ復帰できたとしても、状態を上げるには1~2カ月はかかるでしょう。今シーズンは絶望ですよ。山川は本塁打王になった後の自主トレーニングで、ソフトバンクのリチャードらに『野球のことだけを考えろ』とアドバイスしていましたが、今となっては笑えない特大ブーメランとなっています」

 解雇や出場停止、トレード移籍の可能性が取り沙汰される醜聞スラッガー。波紋は広がるばかりだが、いったいどうなってしまうのだろうか。

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