「まだアメリカにいるってこと忘れていた」
6月4日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナーで、司会の関口宏からこんな屈辱的な発言を受けたのは、現在、レンジャーズ傘下3Aに所属する筒香嘉智だ。
筒香は2019年シーズン終了後にポスティングで横浜DeNAからレイズに移籍。しかしメジャーデビュー1年目は打率1割9分7厘で本塁打はわずか8本に終わり、21年にはドジャースに金銭トレードで放出。そこでも不振を極め、同年夏にFA移籍したパイレーツも翌年に自由契約となり、ブルージェイズ傘下3A、レンジャーズ傘下3Aへと渡り歩いている。
スポーツライターが語る。
「メジャー移籍当初からストレートに対応できず、その弱点をとことん突かれてしまった。もともと器用な打者ではないことから、出場機会が減ったことでますますタイミングが合わせられなくなるという泥沼にハマってしまった印象。一度3Aまで落ちてしまうとメジャーまで上がるのは相当難しい。現在31歳で、今後は身体の衰えとの戦いも待ち受けていますからね」
とはいえDeNA時代、16年には本塁打44本でタイトルを獲得した日本屈指のスラッガーである。NPB復帰はあるのか。
「すでに数年前から複数の球団が声をかけているといいます。もちろん古巣のDeNAの可能性はあるでしょうが、年齢を考えればDHのあるパ・リーグが好ましい。となると、長距離砲の山川穂高がどうなるか分からない西武あたりが獲得に動いてもおかしくありません」(前出・スポーツライター)
ここまで来たらNPBに復帰して、関口をギャフンと言わせる活躍を見てみたいものだが。