とんねるずの石橋貴明がMCを務める、深夜番組「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)が視聴率で大苦戦を強いられている。
同番組は、「大人のノスタルジーを刺激するトーク番組」をコンセプトに、アイドルやテレビ、歌謡曲などさまざまなテーマに関する“ちょっと前の話”をゲストとともに盛り上がるトークバラエティー番組だ。
石橋にとっては、同局の長寿番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の終了後にスタートした初のレギュラー番組とあって、結果が求められているわけだが、視聴率は4月16日放送の第1回の平均視聴率は3.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)、23日放送の第2回の平均視聴率が2.9%と厳しい状況である。
「番組のメインターゲットである40代、50代を中心に『おもしろい』という声もインターネット上にはあがっており、確かに内容を見るとそれほど悪くはない。石橋さんのテレビ業界に関するコアな知識なども活かされていて相性も悪くないと思うのですが…」(テレビ誌編集者)
その一方で、にわかに“戦犯”としてあがっているのが、石橋とともにMCを務めるミッツ・マングローブだという。
「ミッツはマツコ・デラックスとともに“おネエブーム”に乗ってブレークしていて、中森明菜など80年代アイドル好きという背景もあり起用されたのでしょう。ですが、石橋さんと絡むことで、逆に知識の乏しさが浮き彫りになっています。『ミッツでは力不足』『マツコならもっと視聴率が取れたのに』など、ネット上でも厳しい意見が散見されている」(前出・テレビ誌編集者)
同番組の成功は石橋のみならず、ミッツにとっても死活問題に発展しかねない状況になっているようだ。
(しおさわ かつつね)