けやき坂46の“冠番組”である「ひらがな推し」(テレビ東京)で、アイドルの知られざる日常の部分が公開されたのは、去る5月13日放送回。その日は、けやき坂46メンバーの楽屋を訪問したオードリー・春日俊彰が、メンバーに内緒でカバンを持ち出し、中身を抜き打ち検査するという企画だった。アイドルファンにとっては怖いような、見たくないような、それでもやっぱり知りたくてたまらなくなる禁断の企画だった。
「前週に引き続いての2回目でしたが、メンバーのカバンの中身は、まさに千差万別。ミネラルウオーターの2リットルボトルを2本も入れていたり、タッパーにゆで卵を詰めたもの、バナナ一房、伊達巻き2本に食べ終えた後の包み紙、菓子パンの大量買いや、ドーナツの食べかけなど…楽屋でのアイドルの行動があれこれ妄想できました。中身をチェックして、ツッコミを入れる若林正恭と春日のやり取りが抜群にうまく、アイドルらしからぬ物品が出てきてもうまくフォローし、笑いに昇華させるテクはさすがだと思いましたね」(アイドルウオッチャー)
そんなベテランお笑い芸人に「ホラー」と言わしめたのが、井口眞緒のバッグだった。「大学生になった時に就活する予定で、入学式の時にスーツとセットで買ってもらった」という黒い就活バッグ。「アイドルが持つカバンじゃないじゃん」と春日。パンパンに中身が入っていると思いきや、出てきたのは、「おしゃぶり昆布」の袋で、中身は1000円札1枚と小銭だったが、何と井口は食べ終わったおしゃぶり昆布の袋を財布に代用していたのだ。
井口は「以前ちゃんとした財布を使っていたんですけど、なくしちゃって。今度買う時はきちんとした高いものを買いたいなと思ってお金を貯めてて、それまではこういうやつで代用しよう」とした結果だと説明。だが、真相は違うようだ。
「実は“井口の財布”というのは鉄板ネタなんです。昨年8月25日放送のラジオ番組『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』でも披露済みで、その時は、『ミックスナッツの空き袋を財布に使ってメンバーに笑われた』と告白。何でも『買うのがもったいない』が理由だった。あれから10カ月、新しい財布がお目見えすることがないままで今日に至っています」(芸能ライター)
まさか誰かにプレゼントされるまで代用品を利用するつもりなのか。
(塩勢知央)