お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が10月7日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演し、自身の貯金について言及する一幕があった。
「セブンルール」(関西テレビ)や「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)、「潜在能力テスト」(フジテレビ系)といった人気番組で進行を任され、今や安定感抜群の芸人として同世代の中堅芸人の中でも高い評価を受ける若林は、8月に「ナナメの夕暮れ」(文藝春秋)が出版され、作家としての才能も披露するなど、着実に活動の幅を広げてきた。
スタジオには若林と同じく“人見知り芸人”でプライベートでも親交が深いという南海キャンディーズの山里亮太も同席。お笑い芸人である以上、完全無欠で満たされた状態になってしまえば仕事上のやりづらさが出てくるといった2人の“贅沢な悩み”が吐露されると、若林が「オレらだって貯金の話されたら何も言えないよね。(お金を)持ってるから」とコメントし、みずからの潤沢な“貯金事情”を本音で告白したのだ。
「捉えようによっては、自らの稼ぎを豪語した“イヤミな発言”とも解釈されうる言葉でしたが、普段から質素倹約を心がけ、夜遊びもせずに地味な日々を過ごしていると公言してきた若林だからか、ネット上にはこの言葉に対する批判的な反応はかなり少なかったです。それどころか『貯金しているのは立派だと思う』『持ってるなら持ってるって言ったほうが良いわね。あるのに無いって言うとむしろ炎上しそう』『本当に欲しいものしか買わないらしいし、オードリーに対しては妬みが沸かない』といった好意的な言葉が並んでいます。発言するタレントによってはかなりメラメラと炎上してもおかしくないようなフレーズでしたが、普段から好感度の高い若林だからこそ受け入れられたのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
相方の春日俊彰による、売れてもなお木造のボロアパートに住み続けていたというエピソードも、オードリーに“節約キャラ”を根付かせた要因か。いずれにしても、タレントの失言や失態が次々に糾弾され続ける“炎上社会”において、抜群の好感度を誇るオードリーこそ最強の“人気安定芸人”として今後も平和に君臨していくのかもしれない。
(木村慎吾)