新垣結衣(30)、波瑠(27)、桐谷美玲(28)‥‥いずれ劣らぬ美貌を誇る女優たちである。さて、この3人に共通点? 実は本業で評価を高めていった一方、同じ「過ち」を経験させられていたのだった。
ズバリ言おう。3大ドラマ女優に共通する「暗黒歴史」は「CDデビュー」の過去である。事情を知る民放局関係者が言う。
「いずれもファンの間で『ヘタすぎる』と失笑を買っていますが、中でも徹底して『なかったこと』にしているのがガッキーです」
実は新垣、07年にアルバム「そら」でCDデビューして以降、アルバムとシングル合わせて7枚もリリース。ところが10年を最後に歌手活動をパッタリと中断、その後、歌手活動について言及することはなくなってしまった。
「ガッキーが歌をやめたのは、ある事件がきっかけと言われているんです。当時、彼女はネットの『まとめサイト』にハマっていたのですが、そこで見つけたのが〈音痴すぎる女優の曲まとめ〉。木村佳乃が98年にリリースした『イルカの夏』など、伝説的に音痴な曲とともに自分の曲がリストアップされていて、ショックを受けたんですよ」(民放局関係者)
以降、新垣はガラリと変わった。
「ドラマの打ち上げがカラオケのある場所でも『私、あんまり歌わないんです』と言って、歌うのを拒絶するようになった。CDデビューした頃は『自分の声が気に入っている』とまで言っていたのに‥‥。まったく『まとめサイト』のせいですよ」(民放局関係者)
11年に主演映画「スノーフレーク」(スタイルジャム)の主題歌、挿入歌を収録したシングル「Sweet&Bitter」をリリースしたのは、先頃、結婚を発表したばかりの桐谷だ。
それっきり歌手活動は行っていないが、CDデビュー時、彼女は必死の抵抗を見せたという。
音楽関係者が語る。
「あれだけかたくなに歌いたがらない人は、見たことがなかった。『音痴だから歌いたくない』とハッキリ言っていましたし、『私なんかが歌ったらプロの歌手に悪いから!』と殊勝な理由も付けて拒んでいた。結局、事務所の人に『自分の主演映画なんだから』と説得されてCDデビューすることになりましたが、本当に恥ずかしそうでしたね。もっとも、歌唱力は世間で言われているほど悪くなく、『名プロデューサーが付けば歌手としても化ける』と、業界内ではもっぱらの評判でした。本人が絶対に歌いたがらないので、歌手復帰する可能性は皆無でしょうが‥‥」
さて、波瑠もモデル時代の08年に「I MISS YOU/Message~明日の僕へ~」でCDデビューを果たしていた。先の音楽関係者が証言する。
「桐谷とは正反対でした。当時の彼女は芸能界で売れることに躍起となっていて、CDデビューに大喜びしていました。発売記念イベントで『幅広い年齢の人に愛される歌手になります!』なんて言っていましたが、結局、1枚限り。噂では、女優としてブレイク後、新曲を出す話が持ち上がったようなのですが、彼女サイドが断ったと聞きました」
よほど懲りたのか、今ではCMで鼻歌を披露するのもためらうほどだというのだ。
「彼女が16年に『24時間テレビ』(日本テレビ系)のパーソナリティーを務めた際、番組内で歌う『負けないで』の音程がズレていると業界内で話題になったほど、彼女の音感は危ういんです。本人もそれを自覚して、歌う仕事を避けています」(民放局関係者)
人気女優といえど、歌手の演技はうまくいかなかったようである。