フジテレビの三田友梨佳アナが8月15日に放送された「志村の夜」(フジテレビ系)に出演し、同局への入社時に性的ハラスメントまがいの指示があったことを明かしている。
番組にはフジの新人アナの井上清華アナと杉原千尋アナも出演し、2人がアナウンサーを目指すことになった経緯や同局の新人研修・面接における“無茶ぶり”などを紹介。得意のカラオケの曲を歌うよう指示され、「すぐに歌わないといけなかった」と、回想する井上アナに続き、杉原アナが一問一答形式での“即興芸”を課されたことを明かし、「精神的に追い込まれながらも必死に答えてました」と振り返ると、三田アナも面接時に歌手ビヨンセのモノマネをさせられたと打ち明け、「腰、振りました」と告白した。
「フジの女子アナといえば、ほとんどアイドルやタレントのような働きを求められるため、このようなアドリブや即興の能力を鍛える必要があるのは致し方ないですが、新人時代にビヨンセのモノマネをさせ、女性に人前で激しく腰を振ることを強制するのは、ややモラルに反すると言えるかもしれません。ネット上にもフジテレビのハラスメントを咎める声が多く、『感じ方によってはフジテレビの性的嫌がらせじゃない?』『大企業の採用選考としてはみっともない話』『カトパンも似たようなこと言ってたけど、フジの面接はハラスメントあるわ』との反応が続出しています」(テレビ誌ライター)
給料制の自社アナウンサーをタレントとしても起用することで、ギャラを抑える“戦略”は今や各局が採用する常套手段だが、あまりに過度なアドリブ芸への期待がこうした不自然な面接や研修を生み出しているのかもしれない。
(木村慎吾)