タレントの小倉智昭が9月10日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で、同月6日に酒気帯び運転とひき逃げの容疑で逮捕された元モーニング娘。の吉澤ひとみ容疑者の供述を疑問視する一幕があった。
吉澤容疑者は6日早朝、東京都中野区の路上を酒気帯びで運転中に自転車に乗った女性をはね、その場から逃走するも、後に事故現場へ戻って警察に連絡。呼気検査では呼気1リットル当たりの基準値を大幅に超える0.58ミリグラムのアルコールが検出されたという。
吉澤容疑者は警察の調べに「(前日の午前0時頃まで)寝る前に缶チューハイを3本飲んだ」と供述していたが、番組で小倉はこれについて、「寝る前に飲んだ酒がそんなに朝起きて残ってるのかな?」と疑問を呈した。基準値0.15ミリグラムの4倍近いアルコールが検出された事実を考慮した上での発言だが、実際、情報番組でも吉澤容疑者による「寝る前の缶チューハイ3本」との供述は一斉に取り上げられているが、その多くが専門家の見解などを踏まえた上で、“不自然”との結論に達しているのが現状だ。
「気の迷いか、動転していたのかはわかりませんが、いまだに吉澤容疑者が真相を話していないのだとすれば、往生際が悪いと解釈されても仕方ないでしょう。ネット上でも彼女の供述には『真実は一つ、知ってるのは本人の胸の内。言ってスッキリしたほうがいいと思うけど』『子供のためにも自分のためにも正直に話して罪を償って頑張ってほしい』『あきらかに不自然なところがいくつかありますね』との意見があります。もちろん彼女が何の偽りもなく真実を話している可能性もありますが、やはり3本の缶チューハイを飲んでから7時間後に基準値の4倍もの数値を出すことは不自然と思われてしまうでしょう」(テレビ誌ライター)
今回の騒動では、芸能人による不祥事にかねて寛容な姿勢を貫く傾向にあったお笑いタレントの明石家さんまも「擁護のしようがない」と嘆いているほどで、吉澤容疑者には、このまま芸能界を引退する可能性も囁かれている。今は、できる限り正直な態度で警察の捜査に協力することが賢明な判断だといえるだろう。
(木村慎吾)