9月27日、昼のワイドショーから警視庁原宿署の通用口には大勢の報道陣が詰めかけ、ライブ中継されていた。そして、ようやく午後5時半頃に、白いブラウスに黒のタイトスカート姿、ホオをやつれさせた吉澤被告が署内から姿を現した。約7秒間頭を下げ、小さな声で「申し訳ありませんでした」と、謝罪の言葉を述べると、横付けした黒いワンボックスに乗りこんだ。
「署を出た車は病院に直行しましたが、これに対しネット上では大きなブーイングが巻き起こっています。『都合が悪いとすぐ入院なんだね。ケガした人に謝りに行くのが最初でしょ?』『病院ね。お決まりの雲隠れコース』『悪いことした政治家と一緒だな』という声が上がっているんですが、それも仕方ないところでしょうね。もっとも、事務所関係者によれば、会話もできないほど憔悴しきっているとのことですが…」(週刊誌記者)
吉澤被告は翌28日には芸能界引退の意向を示し、所属事務所が吉澤被告との専属契約解除を発表しているが、彼女が現在も入院しているかどうかは判然としていない。だが、もしも、吉澤のためにベッドが塞がり、たらい回しにされる救急患者がいたとすれば、迷惑な話であろう。
「今年は、吉澤被告の出身母体である『ハロー!プロジェクト』の20周年イヤーで、彼女もモー娘。OGとしてライブにも出演していましたが、コンサート映像の商品化は見送られたようです。これまで関係を断絶していた加護亜依や、後藤真希といった顔ぶれも動かして盛り上げていたわけですから、事務所やメンバーたち、さらには20年間応援していたファンをも今回の事故で裏切った形です」(前出・週刊誌記者)
次に公衆の面前に現れた際には、何を語るのか。吉澤被告が自身の情報を“小出し”にしている限り、この報道は尾を引きそうだ。