NHKの島津有理子アナが9月26日に電撃退局を報告した。医師を目指し大学で勉強するためだという。NHKのあるベテラン記者は島津アナの退局理由の内幕をこう明かす。
「10月1日から『news zero』(日本テレビ系)のキャスターに就任する有働は現場をやりたかったからという理由でしたね。一方、島津の場合、本人は医者を目指したいと言ってましたが、退局理由はそれだけではないと思います。NHKは他局と比べて地方の転勤が多いのが特徴で、女性と言えども例外ではありません。NHKのアナウンサーの場合、入社して4~5年は地方勤務です。そして東京に戻ってきても40~45ぐらいでまた地方局に中堅管理職として転勤になるのが一般的なコース。島津アナも恐らく地方の転勤の打診があったのではないでしょうか」
このベテラン記者によればNHKでは最近、職員の退局が続出しているというのだ。
「アナウンサーだけではなく、記者を含め職員が次々と退局しているんです。このメディア不況はNHKも例外ではありません。一般的には非常に高い給料をもらっているイメージですが30代半ばで1000万に到達していないぐらいです。転職先は民放テレビ局が圧倒的に多い。民放凋落と言われていますが、NHKの年収の1.5倍はもらっています。地方の転勤の可能性も少ないし、職場環境としては民放のほうが恵まれています。次に転職先で多いのは国家公務員。試験の受験年齢制限が民間会社に比べてハードルがゆるいのも理由のひとつみたいです」
どうやらNHKの内情は世間のイメージとはかなり違うのが実情のようだ。