公式ライバルの坂道シリーズに押されながらも、AKBシリーズは意気軒高だ。東京(AKB48)、愛知(SKE48)、大阪(NMB48)、福岡(HKT48)といった姉妹グループも負けてはいない。しかし過去には、解散したユニットもある。SDN48だ。土曜日の夜(SaturDay Night)にイベントを行なうことから、「大人のテイスト」をウリにしていたが、現在テレビタレントとして生き残っているのは、AKBから移籍してきた野呂佳代だけである。
だが、解散後、芸人と結婚した者もいる。芸能ライターは言う。
「木本夕貴がその1人。2期生で、卒業後は女優に転向して、映画『家』やドラマ『マッサージ探偵ジョー』(テレビ東京系)に出演していました。ダンナはトリオ芸人のななめ45°・岡安章介。鉄道オタクで知られる彼とは、16年3月の舞台『ヨミガエラセ屋』で共演して、交際に発展。鉄道デートで愛を育み、昨年9月、ゴールインしました」
岡安は、“鉄道芸人”というポジションを確立。終了した「笑神様は突然に…」(日本テレビ系)では“鉄道BIG4”の一員として名を広め、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)でも鉄道特集となれば、お声がかかる。
一方、モーニング娘。ほか多くの女性アイドルグループを世に送りだしたハロー!プロジェクトでも、芸人と結婚した者がいる。もっとも有名なのは、主婦ママとして引く手あまたの藤本美貴。何かあると「ミキティー!」と妻の愛称を叫びがちな夫の品川庄司・庄司智春との間には、2人の子どもがいる。また、モー娘。とハロプロのリーダーにまで上りつめた高橋愛は、ピン芸人のあべこうじがダンナ。あべはここ数年、舞台役者として引っ張りダコだ。
「モー娘。の妹分だったBerryz工房の元メンバー・菅谷梨沙子もまた、ダンナは元よしもと芸人。解散したスーパーノヴァ・橋本拓也です。といっても、関西を中心に活動していたうえに、売れる前に解散したため無名。橋本は大のアイドルオタクだったため、デキ婚が明らかになったときは非難殺到でした」(前出・芸能ライター)
Berryz工房は、引退したももちこと嗣永桃子がいたユニット。菅谷は「芸能活動を休止中」としているため、子育てがひと段落すると復帰する可能性が高い。そうなると心中複雑なのは、Berryz時代から熱烈な“菅谷推し”だったフットボールアワー・岩尾望。岩尾は、菅谷が小学生のころから猛烈にプッシュしていたのだ。それなのに、寝取った相手がまさかの後輩芸人だったとは…。
アイドルの恋愛・結婚の陰にはいつでも、ショックを受けるオトコがいるのだ。
(北村ともこ)