お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が出演するたびにぐったり疲れてしまう番組があるという。それは「ピン子、通販やるってよ~本日開店!ピン子デパート~」(TBS系)だ。10月6日放送のラジオ番組「土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ系)で、明かした。
同番組は、泉扮する「ピン子デパート」支配人の「ねびきひき子」が、塙ら販売員が持ち寄った商品を吟味。長年の経験に裏打ちされた商品を見極める力を駆使、半端ないツッコミをガシガシ入れてはどこよりも安い価格とありえないビッグなおまけを引き出す通販バラエティだ。今年7月の放送で第6弾目となり、これまでの総売り上げが25億円を突破したかなりの「ドル箱番組」だ。
「実は泉は自他ともに認める通販オタク。長年通販でお取り寄せしては楽しんでいる。そのため他局の通販番組も、もれなくチェックし、売れ筋商品や最安値などを完璧に頭に入れている。番組出演に際し、実際に自分で使ってよかったものしか販売させないことをモットーにしているそうです。体験者だけに、欠点は堂々とダメ出しするし、よそより1円でも高ければ、納得行かないとメーカー担当者相手に詰め寄る。そうして値下げ交渉までやってのける熱の入れようです」(芸能ライター)
10月4日に第7弾の収録があり、塙は疲労困憊の1日だった様子。泉が出品した商品の1つが気に入らず、いきなり「もう、コレ買わなくていい!」と言いだしたのだという。販売員一同が何とかなだめすかして、最終的に何とかゴーサインが出たというが、その間、本当にオンエアできるのか心配する場面もあったようだ。
「泉のご機嫌を直すのに、ピッタリの共演者がいるそうですが、まずは出川哲朗。『勘弁してくださいよー』と泣き落とししたり、土下座パフォーマンスを見せたりで場を盛り上げて、何とかOKをもらうんだそうですよ。さらに鉄板なのは、美容研究家のIKKO。大親友のIKKOに泉は全幅の信頼をおいていて、この時も裏に引っ込んで取りなしただけで態度が180度変わったとか。そのため番組のキャスティングにIKKOだけはどうしても必要、と塙は力説していましたね」(ネットライター)
もちろん泉が無理難題をまくしたてるのも、最安値獲得で視聴者に喜んでもらうためだろう。とはいえ、振り回される販売員役は苦労が絶えないに違いない。
(塩勢知央)