俳優の水谷豊が娘で女優の趣里に大激怒し「父子断絶バトル」が勃発していると12月4日発売の「女性自身」が報じている。それによると水谷は、趣里主演の最新映画「生きてるだけで、愛。」(11月9日公開)のクライマックスで、服を脱ぎながら商店街を疾走するシーンにご立腹のようなのだ。
父親の立場としては、愛娘の一糸まとわぬ姿が、スクリーンに現れるのは、複雑な気持ちであることは十分に理解できる。だが、これは女優の道を選び、役柄に納得した上での演技を趣里自身が選択したことと、役者として演じることを全うした結果だ。
「水谷は、趣里が女優になるのは反対でした。彼女はプロのバレリーナになるためイギリスにまで留学しましたが、ケガをして断念。それでも表現者としての道を歩みたくて女優になったのです。水谷は、娘が女優になれば、こんな日が来ることを予想しての反対だったのでしょう」(芸能記者)
水谷と伊藤蘭の娘ということで、2世俳優としてカテゴライズされがちな趣里だが、本人は“親は親、私は私”というスタンスのようだ。
「趣里は、『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)で、主人公の高円寺達也(相葉雅紀)に片恋する芸者・すず芽を演じました。テレ朝としては、『相棒』シリーズで同局の大功労者となった水谷の娘ですから、スタッフは何かと気を遣ったようですが、趣里自身は謙虚な姿勢を崩さないと評判でした。撮影現場では、2世であることを感じさせない努力家と高評価です」(前出・芸能記者)
父は七代目尾上菊五郎、母は女優の富司純子という寺島しのぶも、主演映画で大胆なラブシーンを演じ、母から猛反対を受けた過去が。寺島の場合は、絶縁寸前まで追い込まれたが、父親の「女優なんだからしょうがないだろう」のひと言で収まったのだとか。水谷も、この寺島しのぶのケースを見習って、あきらめるしかないのかもしれない。