12月20日放送の「まんぷく」(NHK)第70話で、それまで内向的なキャラクターだった菅田将暉演じる弁護士の東太一が見せた“熱さ”が話題になっている。
この日のあらすじは、東京財務局から追徴課税10万円を命じられた福子(安藤サクラ)は東(菅田)に相談。東は刑務所に収監されている萬平(長谷川博己)と面会し「たちばな栄養食品」の解散、栄養商品のダネイホン製造販売の権利等を売却して賃金を作ることなどを提案。実は東の妹はダネイホンのおかげで命拾いした過去があり、その告白により萬平は東の提案を飲むこととなったのだ。
「若手イケメン俳優の中で断トツの演技力を誇る菅田ですが、12月17日に初登場して以来、シャイで内向的な性格が前面に出ていたために頼りなさを感じていた視聴者が多かったようです。ところがこの日は刑務所の面会室で萬平に『他人事だから会社を売れなんてことが言えるのだろう』と声を荒げられた菅田演じる東弁護士は、萬平以上の大声で『思ってません!』と反論。たったこのひと言で、若き弁護士のたぎる正義感をみごとに表現しました。頼りなく見えていた東弁護士の見せ場というより、俳優・菅田将暉劇場のスタートといった感じで、ネット上では『おとなしい人が何かのきっかけで吹っ切れちゃった感がすごい出てる』『菅田将暉、やっぱり演技ウマいわ』『モジモジ君からの爆裂のギャップにキュン』『待ってました!菅田君の静から動の演技』など、称賛の声が続出しました」(テレビ誌ライター)
12月21日放送の第71話では、橋爪功演じる大阪経済界の重鎮・三田村亮蔵が入院している病室に福子(安藤)ともに挨拶にいった東。ベッドの上から三田村が東に対し「君はええ弁護士になるなぁ」と声をかけたのだが、その言葉はまるで橋爪が菅田に向かって「君はええ役者になるなぁ」と言っているかのようだった。