お笑いタレントが多方面で活躍するケースが増えている。芸事や司会業のみならず、俳優や作家、絵や造形物を手がけるクリエイターほか、その道で認められて、展示会開催や賞を受賞者する芸人も少なくない。こうして成功すると、必ずといっていいほど構えるのが作業部屋と称したセカンドハウスだ。別荘とは違い、かといって不貞のためでもなく、単純にクリエイト目的のようだ。
「あまり公になっていませんが、ダウンタウン・松本人志も作業部屋を持っています。奥さんの伊原凛も知っています。松本は東西のレギュラー番組で演出や構成も担っているので、妻や愛娘がいない空間も必要なんだとか。既婚者でいえば、2人のパパである野性爆弾・くっきーも別室所有者。絵の才能があり、コントの小道具も作るため、その材料が大量にあり必要になったとか」(バラエティ番組の制作スタッフ)
もうすぐ3人目のパパとなる劇団ひとりの場合は、キャンピングカーが別宅だ。もちろん妻でタレントの大沢あかねも別宅として乗ることを認めているこの車は、およそ500万円を出して中古で購入。完全自立型キャンピングカーのため発電機があり、電子レンジ、IHプレートの使用が可能。ルーフエアコンもあって快適な環境を提供してくれる。
「独身芸人では、芥川賞受賞作家のピース・又吉直樹も持っています。執筆用に借りているのは、1K風呂なしの4万円のアパート。あえて集中できる環境に追い込んでいます。『第36回向田邦子賞』受賞作家のバカリズムは壁がコンクリート打ちっぱなしのおしゃれマンションが仕事部屋。白で統一した室内は、ハイソな内装です」(前出・バラエティ番組の制作スタッフ)
お笑い芸人のマルチ化は今後ますます増える模様。書斎部屋を持つ人も増えることだろう。くれぐれも不貞など“悪さ”のために利用することなきようお願いしたい。
(北村ともこ)