6月6日、東京・虎ノ門ヒルズカフェに期間限定でオープンするアサヒ飲料「ワンダ 極 “深煎りの極”体験イベント」のオープニングイベントに、劇団ひとりと共に登場したビートたけしが、又吉直樹に影響を受けて現在小説を執筆中であることを明かした。
「自分も小説をいっぱい書いてきたけど、何の賞にも引っかからなくて頭に来た。真剣に書いてやる、直木賞とってみせると、息巻いていました。また、どうしても書いているうちに漫才の台本になっちゃう。笑かしにかかっちゃう。それをどうやってこらえるかが大変と、小説を書く難しさについて話していました」(女性誌記者)
又吉が芥川賞を獲る以前から、小説を書く芸人は増える一方。このイベントに参加した劇団ひとりも短編小説集「陰日向に咲く」を出版しているし、爆笑問題の太田光は「マボロシの鳥」、オリエンタルラジオの中田敦彦は「芸人前夜」を書いている。さらには、インパルスの板倉俊之は「トリガー」、アンジャッシュの渡部建が「エスケープ!」、ロザンの菅広文の「京大芸人」、さらには無名のお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一はサスペンス小説「かごめかごめ」で「E☆エブリスタ電子書籍大賞」の双葉社賞を受賞している、といった具合。芸能界でタレントや歌手よりも、お笑い芸人が小説を執筆するケースが多いのはなぜなのか。
「爆笑問題の太田は、“芸人は文学をやるような連中が集まってきているのかもしれない”“(笑いは)布石を打って、オチに向かっていく。そういう意味で小説を書くことと似ているのかもしれない”と言っています」(スポーツ紙デスク)
果たして又吉に続いて、芥川賞、直木賞を獲る芸人は誰か──。