クロちゃんの企画で遊園地周辺が地獄絵図に!12月26日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)にて、お笑い芸人のクロちゃんを東京都内の遊園地「としまえん」に設置された檻に収容し、一般公開するという企画が実施された。だが、翌朝まで入場無料とアナウンスされたこともあり、としまえんにはクロちゃん目当ての一般客が殺到。大渋滞や騒音被害で110番通報が相次ぎ、警察署の指導で同企画は開始数時間で中止となった。
「そもそもこの企画にゴーサインを出した番組制作陣の判断があり得ません。11月3日には立教大学の学園祭にて橋本環奈のトークショーに1000人超が殺到し、警察も出動する騒ぎになったのは記憶に新しいところ。そんな前例から何ら学ぶことなく、知名度の高いクロちゃんを入場無料の遊園地で一般公開したら、視聴者が殺到することなど目に見えています。それを予測できないとは、番組の制作陣がいかに社会常識をわきまえてないのかの証拠でしょう」(芸能記者)
番組側では公式ツイッターに〈ご迷惑をおかけした近隣住民の皆様、関係者の皆様、イベントを楽しみにされていた皆様に深くお詫び申し上げます〉とのメッセージを掲載。公式サイトにも同様のお詫び文を掲載することで、番組として謝罪の意を表明した。ところが同番組を率いる名物プロデューサーが、反省の色を示していないというのだ。
「この『水曜日のダウンタウン』ではテレビ業界で鬼才と呼ばれるTBSテレビの藤井健太郎氏が演出を務めており、番組を特徴づける“悪意の込もった”演出には藤井氏のアイデアが色濃く反映されています。今回の件でも放送前には《今夜の「水曜日のダウンタウンSP」は一部生放送でお届けします》と藤井氏自身のアカウントでツイートしており、その後も番組公式アカウントの『あなたの1票でクロちゃんの運命が決まります!』というツイートをRT。みずからこの企画を盛り上げていたのですが、いざ騒動に発展するとすっかり頬かむりしてしまい、お詫びの言葉ひとつツイートしていません。それどころから騒動の翌日には知らん顔で、自分が関わる番組の告知をツイートしていたのですから、無神経と言わざるを得ませんね。本来なら演出の藤井氏が真っ先に謝罪の言葉を述べるべきで、それがイヤならツイッターをやめたほうがいいんじゃないでしょうか」(前出・芸能記者)
藤井氏は以前からメディアへの出演には積極的で、「水曜日のダウンタウン」に関連してのインタビュー出演も少なくない。それほど出たがりなら、今回の件でも表に出て謝罪すべきではないだろうか。
(金田麻有)