芸能

羽賀研二「稀代のワル」の履歴書(1)梅宮父娘が背負わされた借金の全容!

 元タレントの羽賀研二容疑者(本名=当真美喜男)と元妻・当真麻由容疑者が、1月18日にそろって逮捕された。

 羽賀は詐欺などの罪で懲役6年の実刑を受け沖縄刑務所で服役中だが、約4億円の賠償に充てられるはずの自身の不動産の差し押さえを逃れるため、妻と離婚して財産を譲渡したように装った疑いがあるとして、沖縄県警が逮捕に踏み切ったという。

「羽賀は、あとわずかで出所予定だったようで、2010年に生まれている長女をその手に抱ける日を指折り数えて待っていたはずですが、この獄中逮捕は地獄に突き落とされたような思いでは。ただ、離婚も偽装の疑惑があり、悪質さはかなりのものです」(全国紙社会部紙記者)

 今回の再逮捕を受け、かつて羽賀との「バカップル」ぶりがワイドショーをにぎわせた元彼女・梅宮アンナは、「法律で罰せられないギリギリのラインのことがいっぱいあった」とコメントし、アンナ自身も、最近まで羽賀に負わされた借金の返済をしていたことを告白。その総額は8000万円にものぼるとのことだった。

 そのアンナと破局寸前だった1998年当時、何度も羽賀の周辺を取材したという芸能レポーターが明かす。

「すでに借金まみれだった羽賀が、返済の決め手にとアンナと2人で沖縄にレストランやブティックの入る複合施設をオープンさせたんです。オープン初日には2人の交際に反対しながらも見守っていたアンナの父・梅宮辰夫もやってくることがわかっており、初のスリーショットをおさめようと大勢のマスコミが終結。その模様はワイドショーでも大きく報じられました」

 しかし、その裏で羽賀は梅宮家を陥れる“ワナ”を仕掛けていたことがわかっている。

「実は、羽賀はこの施設のビルのオーナーに家賃や保証金などが未払いで、何度も催促されながら、のらりくらりとオープン当日まで支払いを逃れてきた。その当日朝、オーナーらに詰められた羽賀が頼ったのが梅宮辰夫で、『偶然にも知人の会社社長が沖縄に来ていて、梅宮辰夫の信用でならお金を貸すと言っているんです』と泣きついた。アンナは反対したといいますが、娘に恥をかかせてはかわいそうと、海宮は借用書に泣く泣くサインしたといいます」(前出・芸能レポーター)

 舞台裏ではそんなことがありながら、マスコミを前に梅宮家とのスリーショットを披露し、羽賀は上機嫌に借金返済やアンナとの結婚をぶち上げていたのだ。

「囲み取材が始まる前、羽賀は知人の社長から贈られた花をワイドショーのカメラに映る場所に移動し、嬉々として取材陣の質問に答えていました。こうした展開を予測したうえで、羽賀はあらかじめ社長と梅宮に、『どうしても当日、沖縄に来てほしい』としつこく頼み込んでいたといいます」(前出・芸能レポーター)

 これが、最近までアンナが返済していたという“借金”のことだろう。梅宮辰夫が羽賀を「稀代のワル」と言うのも当然な話なのだ。

(露口正義)

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