仮想ライブ空間サービスの「SHOWROOM」にて、2月19日に障害が発生していたことがわかった。障害は21:36から23時ごろまで続き、SHOWROOMにアクセスできなかったり、コメントやギフティング(投げ銭)ができなかったという。
その時間帯にはSHOWROOMで動画配信している配信主から〈SHOWROOMが繋がらない…〉〈画質がダメダメ〉といった不満ツイートが続出。無線LANに問題があるのではと疑ってみたり、ツイキャスなど他の配信サービスに急きょ切り替えるなど、混乱が発生していた模様だ。その障害の原因は何だったのだろうか。
「この日はジャニーズ初のバーチャルアイドルである海堂飛鳥と苺谷星空が初めての配信をSHOWROOMで行いました。21時半からは海道が、22時半からは苺谷が生配信を行い、最大で9万人以上の視聴者を集めていたのです。これにより過大なアクセスが集中し、システム全体に障害が発生したとの噂が流れています」(IT系ライター)
そのため、SHOWROOM側からアクセス障害について発表されると、他のユーザーからは〈ジャニーズふざけんな!〉との批判が続出。つい最近までジャニーズ事務所がネット進出に後ろ向きだったこともあり、〈どうせデジタルには対応できないんだろう〉といった声もあがっているようだ。だが、これらの批判は的外れの可能性もあるという。IT系ライターが続ける。
「SHOWROOMではこれまでにも、元乃木坂46・橋本奈々未の配信を22万人以上が視聴するなど、10万人超を集めた例はいくつもあります。そのため9万人程度のアクセスでシステムがパンクする可能性はかなり低いはず。その一方でシステム障害自体は年に数回発生しており、そのタイミングがたまたまジャニーズのバーチャルアイドルの配信と重なったのかもしれません。ともあれジャニーズのバーチャルアイドル配信は今後、毎日同じ時間に予定しているので、SHOWROOM側でも万全の態勢で対応にあたるはずです」
生配信にこだわるためか、あえてYouTubeではなくSHOWROOMとのコラボを選んだジャニーズ。今回の騒動でSHOWROOM側ではジャニーズと仕事をすることの大変さを実感しているのかもしれない。
(金田麻有)