芸能

ドラマ「あなたの番です」、“ありえない展開”ばかりで視聴者が早くも萎える?

 ヒット作が続く日本テレビの日曜22時枠にて、4月14日にスタートしたドラマ「あなたの番です」が低空発進だ。第1話の視聴率は8.3%に留まり、前クール「3年A組」の10.2%はもちろん、前々クール「今日から俺は!!」の9.8%も下回る結果となった。

 その第1話ではラストシーンで管理人(竹中直人)が死亡。しかも原田知世と田中圭の演じる主人公夫婦が住むベランダから落下するという、衝撃的な展開となった。これにはSNSでも「怖すぎる!」「ドキドキした」といった反応が続出していたが、その一方では本作に対するネガティブな意見も噴出しているというのだ。みずからもマンション住まいのライターが指摘する。

「まず、隣人に知らされるまでその日に住民会が開催されることを知らなかったなど、常識的にありえません。しかもその住民会でなぜか、『殺したい』と思う人物の名前を紙に書いて交換するゲームが行われるなんて、いったいどこの世界の話でしょうか。おそらくはマンション住民会の同調圧力を描きたかったのでしょうが、あまりにも荒唐無稽な展開です。また、主人公夫婦の買った部屋に他の住人が事故物件だとケチをつける場面もありましたが、不動産取引には事故物件の告知義務があるのは常識。さらに管理人が部屋の購入価格を勝手にバラすのは著しいプライバシー違反であり、普通なら管理会社に強硬なクレームが入るもの。このように現実離れした舞台設定ばかり見せつけられては、第一話にして早くも脱落する視聴者が続出しるのは想像に難くないでしょう」

 ほかにも、ヒロインの原田が元・乃木坂46の西野七瀬と挨拶を交わすシーンでは、西野のブラウスから白い絆創膏のようなものがかすかに見える。おそらくDV疑惑を示唆しているのだが、ここも相当わかりづらかったはずだ。

 そんな“あり得ない”設定にあふれている「あなたの番です」だが、そのあり得なさはマンションとは関係ない部分にも見られた。それは住民会に出席した中国人女性が、年上の男性居住者を“君付け”で呼び、三倉佳奈からたしなめられるシーンだという。

「中国では年上男性には“さん”に相当する『先生』の敬称を付け、年下男性は“君”に相当する『小○○』と呼ぶもの。それゆえ中国人に日本語の“さん”と“君”の使い分けは理解しやすく、中国人が年上男性に対して『○○君』と呼びかけることなどあり得ないのです。それゆえこのシーンは『日本語の苦手な中国人』というステレオタイプを描いたものであり、もはや国籍差別も同然と指摘せざるを得ないですね」(前出・ライター)

 本作は日本テレビとして25年ぶりに2クール(半年間)にわたって放送される大作。それゆえ第1話の“あり得なさ”が半年間も続くというのか。脱落者が続出しないことを祈るばかりだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」