打線と新外国人は水モノ…だというが、巨人の助っ人キャベッジは開幕から、予想外の大暴れっぷりを見せている。
ヤクルトとの開幕初戦から4打数3安打の猛打賞。0-5で敗色濃厚だった8回、キャベッジの来日第1号となるツーランで追い上げると、9回に同点として、10回にサヨナラ勝利を呼び込んだ。
続く2戦目は3回にスリーランでを放ち、巨人連勝スタートの立役者に。オープン戦44打席で0アーチがウソのようだった。
「5番からスタートするのかなと思ったら、2番に入れてきたよね。それがある程度、よかったのかな」
野球解説者・高木豊氏は、自身のYouTubeチャンネル「高木豊 Takagi Yutaka」で3月30日、キャベッジ好調の理由をそのように分析した。続けて、
「外国人でもさ、岡本(和真)の後を打つっていうのがどういう意味合いか、わかってたと思うんだよね。それを阿部(慎之助)監督は、経験値の高いヘルナンデスを(5番に)もってきて、2番のキャベッジに『自由に打て。チャンスを広げろ』と。そこからのスタートが、少し気を楽にしたかなって思ったな」
ではこのまま、好調を維持できるだろうか。各チームのキャベッジ対策について高木氏は、
「いや、研究はし尽くしてると思うよ。俺だってわかるもん、(キャベッジの)欠点は。だけど、そこにもっていけるだけの技術がピッチャーになかったら、やっぱり打たれるということだよ」
キャベッジを攻略するピッチャーは現れるか。
(所ひで/ユーチューブライター)