やはりというか、ようやく5月7日、TBSが6月3日からリニューアルされる同局の「NEWS23」のメインキャスターとして、テレビ朝日を退社していた小川彩佳アナを抜擢することを発表したが、早くも不安視する声が上がっている。
「小川アナの『NEWS23』起用の可能性は再三にわたり報じられてきましたが、4月末の時点でも番組リニューアルは認めつつも“決まっていない”の一点張りでした。発表がギリギリになったのは、現行のメインの雨宮塔子キャスターに気を使ったこともありますが、TBS幹部が現場サイドの足並みの乱れを気にした結果とも見られているんです」(民放局報道関係者)
というのも、2016年からメインキャスターを務める雨宮から小川への切り替えは、番組進行において激変が想定されるためだという。
「雨宮の場合、良くも悪くも安定したキャラ。差しさわりのない予定調和ぶりが批判されることもありますが、視聴者が安心して観ていられるメリットもある。対して小川アナの場合、かつてサブキャスターを務めた『報道ステーション』でも見せたようにジャーナリスト気質が非常に強く、特に安倍政権批判については番組の弱腰な姿勢に我慢ならず、スタッフに噛みついたとの話も伝わってくる。そんな彼女の波風立たせるような発言が視聴率に結びつくことを期待しての抜擢と思われますが、現場で摩擦が起きることは間違いないとも言われています」(前出・報道関係者)
小川アナとしてみれば、「報ステ」を降板した後は格下感の否めないネット番組ニュースの担当となり、ある意味、辛酸を舐め退社しただけに、怖いものナシなのかもしれない。ただ、それだけに“空回り”しなければいいのだが。