フリーアナの皆藤愛子がフジテレビのアナウンサー採用試験を受けた際に、圧迫面接に遭っていたと明かした。
6月2日放送の「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系)にて皆藤は、10人の人事担当者を相手に面接したと説明。その際に面接官から「アナウンサーには向いてなさそうなのにどうして試験を受けてるの?」、「一般職の方が向いてるんじゃないの?」といった質問をやつぎばやに浴びせられ、涙を流してしまったという。面接後には局内のトイレで号泣したとのことだが、この告白についてテレビ誌のライターが指摘する。
「普通なら自分が受けた会社の悪口は言えないものですが、皆藤は早稲田大学在学中から同局の『めざましテレビ』でお天気キャスターを務め、卒業後はフリーアナとして『めざましどようび』『めざましアクア』のキャスターを歴任。実に10年以上にわたって“めざましファミリー”として活躍してきたころから、フジテレビとの信頼関係もバッチリなのでしょう。その一方でアナウンサー採用に至らなかったことには、彼女なりの理由がありそうです」
皆藤アナは大学3年時の05年からお天気キャスターを務め、07年までの3年連続で“好きなお天気キャスター・気象予報士”ランキング(オリコン調べ)の女性部門で1位に輝いていた。これほどの人気者をなぜフジテレビは採用しなかったのか。このテレビ誌ライターが続ける。
「めざましキャスターとして人気絶頂だった当時、彼女を取材したことがあるのですが、その時の印象が良くありませんでした。人当たりは柔らかいし笑顔も絶やさないのですが、こちらの質問に一つとしてまともに答えられないのです。何を尋ねても『う~ん、そうですねえ』と言っては考え込み、結局は何も思いつかずというパターンばかり。これでは取材にならないので『こんなことがありましたよね?』と過去のエピソードを掘り出しつつ、ハイかイイエで答えてもらうことでなんとか取材を終えたものです。その時の正直な印象は『これで本当に早稲田卒なの?』というもの。採用面接でもあの調子では、面接官からアナウンサーには向いていないと言われるのも当然でしょう」
もっとも人には向き不向きがあるというもの。局アナには不向きでもお天気キャスターとしては大人気だったのだから、フジテレビの採用担当者はいい仕事をしたのではないだろうか。
(金田麻有)