エンタメ

【一杯酒場】東京・旗の台「鳥樹 本店」

毎日仕入れる丸鶏を注文ごとにさばく 鮮度にこだわった身もダシも驚きの上品さ

 のんびりとした下町情緒の残る旗の台駅前の小道に、何気ない風情で灯る赤ちょうちん。実はこの「鳥樹」が、創業から45年を超える焼鳥の名店なのだ。最大の特徴は、その日の朝に締められた丸鶏を毎日仕入れること。そして、客から注文が入るごとに、身をさばくところから始めること。「鶏のうまさは鮮度。少し時間はかかるけど、そのほうが絶対美味しいから」そう語りながら丸鶏にスッスッと包丁を入れていく大将の手さばきは、もはや芸術。

 お通しの鶏ガラスープは、料理を待つ間に飲んでもらおうという大将の心遣い。鶏が新鮮だから驚くほどうまく、チューハイ梅入りの爽やかな刺激と相まって、今後への期待値が否応なく高まる。

 いよいよ到着した「ささみおろし」の皿には、大ぶりのササミがどーんと並ぶ。普段食べているものとは一線を画すフワフワしっとりな食感が絶品。醤油とネギを混ぜた大根おろしのさっぱり味だけなのに、ものすごい満足感だ。今日のメインは「ももタタキ」。パリッと焼き目のついた皮とぷりぷりとした肉のハーモニーを、酢、醤油、ニンニクなどを混ぜたオリジナルのタレが最大限に引き立てる。締めに頼んだ鶏ダシの「茶碗蒸し」も、上品ながら力強い味わいがたまらない。

■鳥樹 本店

住所:東京都品川区旗の台3-11-13 電話:03-3785-8472 営業時間:17:00~24:00 定休日:日・月・祝

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論