6月27日に放送されたバラエティ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の視聴率が、8.4%だったことがわかった。今回、闇営業問題で謹慎処分を受けた「雨上がり決死隊」宮迫博之の出演シーンがカットされ、大きな話題を集めた。
「今回、宮迫の謹慎処分が発表されてから初の放送ということで、ツイッターでは『アメトーーク!』がトレンド上位となり、視聴率も前回から0.8ポイントアップさせました。しかしメインMCである宮迫を強引にカットして放送したため、番組ファンからは『不自然な構図ばかりで集中できないし、笑えない』『編集次第でここまでおもしろさが減るのか』と不満の声が飛び交いました」(テレビ誌記者)
そんな中、6月28日の「東スポweb」は、毎年夏に放送されていた人気企画「高校野球大大大好き芸人」が放送中止になったと報じた。記事によれば、反社会的勢力は振り込め詐欺だけでなく、甲子園の試合を対象にした野球賭博も資金源にしている可能性があるため、コンプライアンス上、不適切であると上層部が判断したとのこと。
また一部記者によれば、それ以外の人気企画も今後は中止となる可能性があるという。
「『アメトーーク!』といえば、特定の家電製品を熱く語る『家電芸人』が人気で、これまで定期的に放送されてきました。しかし今回の闇営業問題でスポンサー撤退が相次いでおり、その中で自社製品を番組で紹介されることは、マイナスイメージにつながりかねない。そのため、今後番組が継続したとしても、しばらくは企業の関わる企画を放送することは難しいでしょう」(前出・テレビ誌記者)
打ち切りも囁かれる中、はたしてこの難局をテレビ朝日は乗り切ることができるだろうか。