大泉洋主演の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)が7月7日にスタートし、初回の平均視聴率は13.5%と幸先のいい船出となった。
物語は、大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人(大泉)が、上司主導の企業買収に異を唱えた結果、左遷人事で府中工場に総務部長として赴任することから始まる。それはすなわち、同社の弱小ラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務することだった。
低迷するラグビー部と、出世の道を絶たれた君嶋の再起をかけた戦いを描いている。同局で1984年に山下真司主演で放送され、平均視聴率15.8%と大ヒットした「スクールウォーズ」を想起させ、また、今年9月20日から日本で開催される「ラグビーワールドカップ」に向けて、ラグビー熱の高まりを予感させるとして、期待が集まっているようだ。
ただ、視聴者を残念な気持ちにさせているのが、柴門シオリを演じているフリーアナウンサーの川田裕美だ。
「柴門は、君嶋の大学時代のマドンナで、恋心を寄せていた存在。それを川田が演じていることに視聴者からは『なんでアナウンサー出すんだろ。女優たくさんいるんだからちゃんとした人使ってほしい』『川田になんてあこがれない』『川田がマドンナは大袈裟』『川田アナが出るとなんかシラケる』などの不満が噴出しています」(テレビ誌ライター)
これまで「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」で実績のある池井戸潤原作の今作。はたして、「ノーサイド・ゲーム」も人気作品となるのか。