7月16日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)での堀ちえみへの直撃取材に対する批判が収まらない。
その日は、2月に舌がんを公表し療養中の堀のブログに誹謗中傷のコメントを書き込んだとして北海道に住む50代の女性が書類送検された騒動を取り上げた。まずリポーターがその女性を取材した様子が流されたが、
「女性は最近になってスマホを使い始めたそうで、ネットを閲覧するうちに堀のブログを発見し、当初はその記事の内容に感銘を受け熱心に読んでいたそうです。しかしその後、ネット掲示板で堀に関する批判の投稿を見つけて鵜呑みにし、勝手に抱いた不信感で堀のブログのコメント欄に《死ね消えろ嘘ばっかり》《癌なのにあちこちで叩かれて笑えるわ》と誹謗中傷を連発。脅迫容疑で書類送検されたんです」(夕刊紙記者)
女性は取材に対し“《殺す》ではなく《死ね》で罪に問われるのか”などと持論を展開し、これはこれでブーイングを呼んだのだが、それ以上に視聴者の反感を買ったのが、その後に流れたVTR。
「レポーターが堀にも取材をかけ、自宅に戻ってきたところを直撃したんです。堀はドアの鍵を開けつつ明らかに戸惑っていたのですが、『傷ついたわけですよね?』『謝罪のコメントはあったか?』などマイクを向け矢継ぎ早に質問する様子に、《モラルなさすぎだろ!》と一斉に批判の声があがったんです」(テレビウオッチャー)
同じ取材現場のVTRはフジの「直撃LIVE グッディ!」でも流され、ネット上では〈番組のためなら何でもするのか〉と同じように批判があがっている。堀が闘病中の身だけに、確かに、その強引さは否めないところだ。が、その一方で「とくダネ!」でメインを務める小倉智昭に、こんな声もあがっているのだ。
「こんな時、いつもの小倉であれば、そうした取材手法に多少は疑問を呈する発言をしていたのではなかったですかね。小倉は番組よりも自分の正義を貫くタイプだし、今回は特に自身も経験したのと同様の大病を患った堀への取材でしたからなおさらです。しかし、VTRからスタジオに切り替わっても、危害を加えた女性に対する苦言止まりで、そんな小倉に《ガッカリした》とする指摘も見られたんです」(前出・テレビウォッチャー)
裏を返せば、それだけ小倉の影響力が大きい番組ということを改めて証明したとも言えそうだ。