関ジャニ∞の村上信五が来年の東京五輪に説いて、フジテレビ系の五輪メインキャスターに就任すると、8月14日にスポーツ紙などが報じた。かねてからスポーツ好きを公言している村上とあって、ファンからは「有言実行が叶った!」と歓喜に包まれているが、一般のスポーツファンからは大ブーイングがあがっているという。
「村上はソロと関ジャニを合わせるといまや民放全局にレギュラー番組を持ち、そのトーク力は高く評価されています。また15~17年には『村上信五とスポーツの神様たち』(フジテレビ系)という冠番組を担当しており、ジャニーズのなかでは最もスポーツ番組への適性が高いタレントの一人でしょう。とはいえ一般視聴者の印象は、いつもヘラヘラしているお笑い系のキャラといったところ。真剣勝負が繰り広げられるオリンピックのキャスターに求められるイメージとは程遠いのが現実で、世間からは《いくらなんでもゴリ押しが過ぎる!》との批判が巻き起こっているのです」(芸能ライター)
そういったイメージを本人も気にしているのか、取材には「よくこんな関西弁のヤツを使ってくれたなという思いもある」と語る場面も。そんな村上にとって、五輪キャスターに適任かどうかを示す試金石となるのが、8月25日に開幕する「世界柔道選手権」だというのだ。
「村上を五輪キャスターに起用するフジテレビでは『世界柔道選手権』を8日連続で放送し、村上はスペシャルゲストの肩書で参加します。他の出演者はフジテレビの柔道中継ナビゲーターで五輪三連覇の実績を持つ野村忠宏氏をはじめ、解説者はいずれも五輪のメダリストばかり。そのなかで村上はどんな役割を果たせるのか。ヘタに存在感を示そうと頑張れば《お前が目立ってどうする!?》との批判を浴びるでしょうし、ふだんの番組MCとは異なり主役である選手に対しては下手に出る必要もあります。ここでの舵取り次第では、五輪本番を前に早くも《キャスター失格》の烙印を押されかねませんね」(前出・芸能ライター)
東京五輪ではTBSが、安住紳一郎アナを総合司会に起用することを発表済み。こちらは実力と人気を備えたアナウンサーとして万人が納得済みだ。はたしてフジテレビのジャニーズ頼みは吉と出るか凶と出るか、その結果は村上の双肩にかかっているようだ。
(金田麻有)