別のドラマスタッフも苦笑交じりに証言する。
「誰彼かまわず世話を焼きたがることから現場で付けられた彼女のあだ名は『大阪のオバちゃん』。この前なんてADの女の子の恋愛相談に乗っていましたよ。石原が『代わりに私が告白してあげようか?』なんて言っていて、周囲からツッコまれていました」
石原の「大阪のオバちゃん」ぶりが最も発揮されているのが「差し入れ」だという。スタッフが続ける。
「彼女は、サンドイッチやクッキーなどさまざまな差し入れをしてくれるのですが、中でも好評なのが『手作りおにぎり』。早起きしてキャストとスタッフの全員分を握ってくれているんですが、これがとにかくおいしいんです」
日頃から健康に気を遣い、オフの間には自炊中心の生活を送っているという石原だが、ドラマ収録の現場にも「手作りおにぎり」持参という気遣いに、スタッフたちのメロメロぶりもMAXの状態。
「デビュー当時から彼女の大ファンの男性スタッフによれば、彼は『すぐに食べるのはもったいない』と言って差し入れのおにぎりを持ち帰ったんです。その後、自宅で『おにぎりを握る石原さとみ』を想像しながらさんざん眺めたあとに食べたそうですが、すでにおにぎりは悪くなっていておなかを壊したとのことでした」(ドラマスタッフ)
石原の衣装を巡る「路線変更」も、視聴率回復に向けた取り組みのひとつと言っていい。
「フレンチレストランのオーナーという役柄から、これまではゴージャス系の衣装ばかりでしたが、終盤にさしかかりセクシー系も織り交ぜていく予定です」
とTBS関係者が証言する。
「間もなく作中でお披露目される彼女の衣装は、胸元をザックリと開け、肩と背中を大胆に露出した花柄のシースルー。スタッフの間から『この衣装だけで倍の数字が取れるんじゃないか』『なんでもっと早く出さなかったんだ』との声が上がるほど好評ですね」
そのかいあってか、現場の雰囲気も和気あいあい。視聴率低迷を思わせないほど士気が高まっているという。TBS関係者が言う。
「先日、ヤフーニュースのトップに『データで検証 石原さとみ離れ』という記事が載ったのですが、これを本人がスマホで見つけ、喜々としてスタッフに見せて回っていたんですよ。この記事を読んで以降、彼女の中で『石原さとみ離れ』という単語が大流行中で、連日ロケのあと、マネージャーと現場を離れる際にも『それでは石原さとみ離れします!』と応用するほど、お気に入りの様子です」
天真爛漫さで周囲を和ませる石原。でも、ドラマのV字回復は、本人の気遣いよりも衣装の露出度にかかっているかもしれないが‥‥。