放送開始から20年目に突入した水谷豊主演の「相棒シーズン18」(テレビ朝日系)が10月9日からスタートした。テレビ朝日開局60周年記念スペシャルとして放送された拡大スペシャルは、仲間由紀恵はじめ、“2時間ドラマの帝王”船越英一郎がゲスト出演するなど、スペシャルにふさわしい豪華な顔ぶれで、番組平均視聴率も16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と貫禄の滑り出しだ。
「相棒」の目玉と言えば、今月2日にNEWSポストセブンが「成宮寛貴、『相棒』で俳優活動再開決定 水谷豊の働きかけも」というタイトルで、芸能界を引退した成宮寛貴氏が、同ドラマで芸能界に復帰することが決まった、と報じたことが大きな話題になった。
復帰に大喜びのファンの多さを目の当たりにしたのか、真っ先にこれを否定したのが「相棒」の脚本を手がける輿水泰弘氏。ツイッターで〈もはや風物詩のようなものだから、いちいち反応するつもりなかったけど、このフェイクニュースは看過できない。素直に信じて喜びのリプつけてる人、大勢いるし……〉と全否定した。さらに成宮氏もこの記事に関しツイッターで〈ニュースにしていただいてありがたいなと思いながら、あれはフェイクニュースです〉と記した。
「少なくとも成宮氏の『相棒』での復帰はまったくのデマということです。実は目玉となるスペシャルゲストとして検討されているのは水谷さんの奥さんの伊藤蘭さんなんです」
と言うのはスポーツ紙記者だ。8日発売の女性自身も「20年目の『相棒』共演は妻伊藤蘭」と報じている。同誌によれば、伊藤の出演依頼を水谷にも相談しているという。
「夫婦が共演したのは13年の映画『少年H』以来ありませんからね。来年3月、今シーズン最終回のゲスト出演へ向けて交渉しているそうです」(前出・スポーツ紙記者)
だが、「サプライズはもう一つある」と明かすのはテレビ誌ライターだ。
「初回は北海道ロケでしたが、東京に戻ってからのサプライズが仕事帰りに立ちよる『花の里』です。2代目の鈴木杏樹の後を誰が継ぐのか、あるいは女将ではなくマスターになるのか。それが隠し玉となります」
事件の謎解き同様、さりげなくサプライズを用意してくれるあたりは、さすが王者の手腕といえる。
(宮本エミ)