テリー 地元のアイドルから本格的にグラドルの道へ進んだのはいつなの。
森咲 23歳の時です。グループに6年おったんですが‥‥。
テリー あ、名古屋弁が出た。かわいいね。
森咲 すみません、気を抜くとすぐ出ちゃって(笑)。自分はアイドルに向いていない、と思ったんです。団体行動は苦手だし、キャピキャピするのもあんまり得意ではないし‥‥それに、東京に行かないと、自分のやりたいことはできないなと考えたんです。
テリー やりたいことって何?
森咲 私、めちゃくちゃグラビアが大好きなんです。
テリー なるほどね。憧れの強さに加えて、自分の体の魅力も十分に理解していたわけだ。
森咲 そうですね、やっぱり、あるものは使っていかないと。
テリー ワハハハ、さすがだ、実に頼もしい。
森咲 今の事務所の社長が名古屋までスカウトに来てくれて、アイドル時代の最後1年ぐらいは業務提携みたいな形で活動していたんです。でも、なかなか上京する決心がつかなくて‥‥そしたら社長が「事務所で家も用意するし、最初は固定給でやってあげるから」と言ってくれて。
テリー 家も事務所が用意してくれたんだ。
森咲 はい、移動の際の交通費も。
テリー VIP待遇じゃないか、俺もその事務所に入れてほしいよ。
森咲 それまでの境遇に比べると、もう本当に「ありがとうございます」という感じで。
テリー で、実際にグラビアの仕事を始めてみて、どうだったの。これまでとは求められるものが全然違うわけでしょう。
森咲 そうですね。だから最初はいろんなグラビアを見てポーズを勉強したり。
テリー 参考にした先輩なんかはいるの。
森咲 その頃は森下悠里さん、手島優さんに憧れていて。皆さん、本当にキレイでセクシーですから。
テリー 確かに、あの2人と森咲さん、路線は一緒かもしれないな。
森咲 あとはカメラマンさんからも、いろんなアドバイスをいただいたりしました。
テリー 例えば、どういうことを?
森咲 定番の「だっちゅーの」ポーズだと、「男性はお尻が好きなので、普通にやるんじゃなくて、腰をひねってお尻のラインを見せたほうがいい」みたいな。あと、カメラに背中を向けてお尻を突き出すようなポーズの時でも、ちゃんと顔が見えるようにするのがいい、とも。こんな感じですね(と実演してみせる)。
テリー おおっ、体をすごくひねっているね。このポーズを撮影中キープするのは大変だ。そんな感じで学んだものを自分向けに味付けしていくわけだ。
森咲 最近だと海外のインスタグラマーの写真も参考にしていますね、「こういう表現方法があるんだ」と、勉強になります。
テリー サービス精神がハンパじゃないね。今日だってアサ芸のために、そんなセクシーな服を着てきてくれたんでしょう。
森咲 これ、私服なんですが、本当は胸元もボタンで閉まるし、ちゃんと隠れるんですよ。でも、やっぱりグラビアアイドルは谷間を出していかないと、と思って、アサ芸さん仕様にアレンジしてみました(笑)。
テリー うれしいアレンジだねえ、おかげで胸から目が離れないんだ(笑)。