11月11日配信の「デイリー新潮」が、17年に放送された綾瀬はるか主演のドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)の、劇場版(20年6月公開予定)に関する情報を掲載した。同ドラマは映画化にあたり、スタッフが総入れ替えされるという。
「記事によれば、通常、ヒットしたドラマが映画化される場合、主要スタッフが変わることはないそうです。にもかかわらず『奥様は──』は、ドラマ版の脚本家・金城一紀氏だけでなく、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の監督で知られる演出家・猪股隆一、さらにドラマプロデューサーまでもが、映画でごっそり替えられているとのこと。これには他のドラマ関係者も驚いているそうです」(テレビ誌記者)
そんなドラマ版スタッフの中でも脚本家の金城氏は、過去に「SP 警視庁警備部警護課第四係」(フジテレビ系)や「BORDER」(テレビ朝日系)など、骨太なハードボイルド作品を手がけ、ドラマファンから熱狂的な支持を得ている。それだけに今回の変更には、SNSで猛反発する声が殺到しているという。
「ドラマの最終回では、西島秀俊演じる夫が、綾瀬演じる妻に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了したため、金城氏の執筆する“その後の展開”を楽しみにする視聴者が多くいました。しかし映画では、金城氏でなく、過去に『近キョリ恋愛』や『オオカミ少女と黒王子』などベタベタな恋愛映画を手がけた脚本家に変更されることで、別モノになる可能性が浮上。これにはドラマファンから『映画版の脚本家、金城氏の作風と真逆じゃん!』『クオリティ下がりそうだから、お金払ってまで見るか迷う』『脚本が金城さんじゃないなんて、わざわざ映画化する意味があるの?』と批判が殺到しています」(前出・テレビ誌記者)
スタッフ総入れ替えの理由については明らかになっていないが、これには主演の綾瀬も困惑しているかもしれない。