19年のM-1グランプリで、審査員を務める上沼恵美子がオープニングで「更年期障害を乗り越えました!」と発言。スタジオを大いに沸かせたのは記憶に新しいところだが、おなじくM‐1の審査員を務めたオール巨人が、この発言の真相を明かしていた。
YouTubeチャンネル「カジサックの部屋(キングコング梶原雄太)」の1月11日に投稿された「【M1グランプリ2019】巨人師匠に総括して頂きました」での出来事だ。
「18年になるかもう、あの訳のわからない漫才師がいろんな事言うて‥‥」
と、オール巨人が口を開いたのは、18年のM‐1放送終了後に、お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶと、「スーパーマラドーナ」の武智正剛が、審査員を務めた上沼に対して「オバハン」「更年期障害」などと、インスタライブで発言して騒動になった一件だった。
二人は謝罪を申し入れたが、上沼から固辞されたとも報道され、相当根に持たれているかと思われたが、オール巨人は同動画でこう語ったのだ。
「『待ち伏せやってもええから謝って来い!』…。久保田と武智の二人にそう言うて、それで二人が上沼さんに『すみませんでした』言うたら、上沼さんは『何が?何が』って。二人は『更年期障害の話です』言うても、『何が?』って。上沼さん、本当に忘れてて(笑)。あれボクね、(二人に謝って来いと)しゃべらへんかったらね、一番最初のオープニングで上沼さんが『更年期障害を乗り越えました!』あの言葉なかったと思う」
まさにM-1決勝前にオール巨人が上沼への謝罪のおぜん立てをしたと思える舞台裏のエピソードを明かした。結果、上沼のオープニングの発言につながり、上沼の吹っ切れた気持ちが広く伝わって、M‐1は幸先のいいスタートを切ったともいえよう。
ただし、久保田と武智については、上沼だけでなく、“女性全体への蔑視”ともとれる失言をやらかしてしまっただけに、まだ、ミソギを済ませたとは言えないかもしれないが…。
(ユーチューブライター・所ひで)