3月末で「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)の司会を勇退することが明らかとなっている、みのもんた。13年に日テレ社員であった次男が窃盗未遂容疑で逮捕(その後、不起訴)され、その責任問題が追及されレギュラー番組が次々に終了。降板に追い込まれながら、唯一残った地上波のレギュラー番組だった。
「本人は、『潮時だと思った。還暦すぎから体力の衰えを感じていた』と殊勝なことを言い、一時は“帝王”と呼ばれた男としての体面を守ろうとしていましたが、番組中では置き物状態でしたから、事実上のクビに他なりません。そもそも、ここ数年のみのから、テレビへの情熱はほとんど感じられませんでした。16年4月からAbemaTVでスタートした『みのもんたの夜バズ!』は、“ニュース・ボス”としてバズってほしいという期待も虚しく、すでに抜け殻状態。政治や社会問題に対する興味も関心もなかったのでしょう。ゲストの論客たちに対してアップデートされていない知識や情報で話して不勉強ぶりをさらけ出すばかりで、気づけば“ニュース・ボス”どころか、熱い議論にいらぬ茶々を入れるばかりの存在となっていた感が強かった。結局、こちらも『ケンミンSHOW』より一足早く、昨年6月いっぱいで突如として終了となっていました」(放送担当記者)
これでテレビでのレギュラーはついにゼロになったが、もう十分にやり切ったと言っていい年齢ではある。再登板のご指名は、今の芸風を活かす形では、さすがに難しくなってきているかもしれない。
(露口正義)