2013年、テレビ局に務める次男が起こした窃盗事件により、「朝ズバッ!」(TBS系)など出演していた地上波の報道番組を全て降板したみのもんた。
記者会見で「辞めなければ収まらない風潮を感じました」と語ったように、“ハラスメント疑惑”もあいまって、当時、みのに対する世間の風当たりは強く逆風の真っ只中だった。
地上波の生番組から姿を消して4年。彼に関して業界内から“意外な声”が聞こえてきた。
「このところ、局内でみのさんの『生番組への復帰待望論』が語られているんですよ」と証言するのはTBS関係者だ。彼が続ける。
「確かに4年前、みのさんのイメージは地に落ちましたが、決して実力が問題視されていたわけではなく、あれだけ存在感のある人はテレビ界でも希少です。もっとも今になって『待望論』が囁かれるのには“ある番組”の影響があるんですよ」
「みのもんた復帰待望論」を呼び起こした番組とは?
「ネットのAbemaTVで放送している『みのもんたのよるバズ!』です。この番組、みのさんとテレ朝・下平さやかアナの掛け合いがアドリブ満載でとにかく面白い。今さらながら報道番組への復帰待望論が出るのもうなずける内容なんです」
そう話す前出の関係者は、「もっとも『あさチャン!』も『ひるおび!』も好調で、復帰してもらう枠が無いのが悩ましい」とも言うのだが、4年前の会見で「報道に憧れがあるので忸怩たる思い」と悔しさをにじませていたみの。果たして地上波「生」復帰の実現なるか──。
(白川健一)