各方面から、腹をくくった「決意の告白」が聞こえてきた。中でも、氷上の小悪魔が突然公表した「出産」の衝撃は波紋を広げるばかりだ。しかし恋多き女・安藤美姫にとっては、過熱する「父親探し」など些末なことなのかもしれない。
「4月に赤ちゃんを無事出産しました。もう母になりました」
7月1日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、フィギュアスケートの元世界女王・安藤美姫(25)が衝撃の告白をした。父親の名前すら明かさない「未婚の母」宣言だったのである。
その瞬間から、マスコミ各社による“父親探し”が始まり、憶測が乱れ飛んだ。
中でも、06年からコーチを務め、恋愛関係へと発展した、ニコライ・モロゾフ氏(37)の名前がしきりに取りざたされたのだ。
騒動が発生した直後にモロゾフ氏を電話で直撃した、国際ジャーナリストの大野和基氏が語る。
「私が『あなたの赤ちゃんではないのか』と聞くと、彼は『ノー』と答えました。『本当にそれは確かか』と聞いても『確かだ』と。100%真実とは思いませんでしたが、安藤が出産したとの事実を知って、びっくりしている様子だったのは本当です」
2人が最後に会ったのは昨年6月だという。仮に、そうした関係を持ったと邪推すれば、安藤が出産した時期とは符合する。
とはいえ、安藤とモロゾフ氏は、11年夏に安藤から別れを告げる形で恋愛関係が解消されたと、昨年、モロゾフ氏が「フライデー」のインタビューで明かしている。
「12年3月には安藤からモロゾフ氏に『コーチだけでも継続してほしい』との要請がありましたが、彼はそれを断ったといいます。かつては結婚を誓い合った仲だけに、割り切れないのは当然でしょう」(スポーツ紙デスク)
ところが安藤のほうは「報ステ」で、モロゾフ氏との別離について、「『コーチをできない』と言われた時は理解できなかった」「ただ『できない』みたいに言われた」などと、彼から一方的に告げられたかのように証言したものだ。
思えば、昨年7月には安藤がツイッターで絶望感を漂わせる発言を連発。〈I born to die(私は死ぬために生まれた)〉などと書き込んでいる。
ここまで身を削る思いの恋愛をした2人が破局後、後先も考えない性行為にふけったとは考えにくい。
一方、「コーチ不在」を理由に休養を続けていたこの時期の安藤を支えていたのが、プロフィギュアスケーターの南里〈なんり〉康晴(27)だった。
2人は、安藤がモロゾフ氏と別れたあととされる11年夏に「女性セブン」にツーショットを撮られ、今思えば出産後だった今年の4月下旬、「フライデー」に“同棲生活”をスクープされている。
ただし、今回の騒動を受けて「フライデー」に「あなたが父親ですか?」と直撃された南里は、「いや、違います」と、きっぱり否定したのである。
◆アサヒ芸能7/18号より