元AKB48の秋元才加が4月19日に自身のツイッターアカウントを更新し、外出自粛の日々を乗り切ろうと一部のタレントによってスタートされた“リレー企画“に参加しないと表明している。
新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛要請が出されている中、ツイッターやインスタグラムでは「うたつなぎ」や「ギャグつなぎ」「しりとりリレー」など様々な“お題“を指名した友人につなげていく企画が芸能人を中心に盛り上がりを見せている。
自身のツイッター上にも自宅での爽快なダンス姿を動画でたびたび披露してきた秋元だが、19日に〈本当ごめんなさい。毎日一生懸命生きているだけでも結構なカロリーを消費しているので、最近よく見かけるリレーとかバトンを私に回すのを遠慮して頂けると有り難いです〉と綴り、リレー企画からの辞退を宣言。あえてその意思を表明した理由として、〈私は隅っこで誰にも関わらず一人で踊っていたいのです。無視した感じになってしまうのもちょっと心苦しかったので〉と説明した。
「エンターテインメントの世界に生きる芸能人にとっては、ほとんどの番組収録やドラマ、映画などの撮影が停滞する中、なんとかファンを楽しませようという想いでこの“リレー企画“をスタートしたのでしょうが、秋元だけでなく、元日本テレビアナウンサーの上田まりえも、コロナ禍では各々に抱えている事情が異なるとして、辞退を表明しました。上田は“個人的には楽しませてもらっています“としながらも、次に指名する誰かを選ぶことが困難だとし、《こういう時だからこそ、あえて私はいつも通りでいようと思います》とコメント。“隅っこで一人で踊りたい“という秋元の辞退理由とは異なるのかもしれませんが、両者には『正直で素晴らしい考え方だと思います』『それで良い。リレーとかバトンはやりたい人だけで盛り上がってればいい。断るほうに心理的負担をかけるのは良くない』『自分の意見を伝えてて良いと思います』と好意的な反応が多いです。コロナ禍では様々な事情や悩みを抱えている人間がおり、中にはこのリレー企画に笑顔で参戦することができない心理状態の人もいるでしょうから、秋元や上田のように“参加しない勇気“を持つことも尊重されてしかるべきですね」(テレビ誌ライター)
しっかりと自分のハートに芯を持ち、それを最後まで決して曲げない姿勢はいかにも秋元らしい振る舞いにも見える。今回の発信は彼女の生き様を表したかのようなものだったと言えるだろう。
(木村慎吾)