09年M‐1グランプリで優勝した実力派のお笑いコンビ「パンクブーブー」。そのツッコミ担当の黒瀬純が率いるのが〝くろじゅん軍団"という「芸能界最弱派閥」だ。そのトホホな現状を本誌が根掘り葉掘り聞いてみると――。
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――くろじゅん軍団は芸能界最小派閥なんですか?
「最小というか最弱ですね」
――軍団結成のキッカケは?
「4年ほど前の、R‐1グランプリというピン芸人の1位を決める大会に出た時、のちに軍団員になる『ポテト少年団』の内藤(輝彦)、中谷(貴寛)と、ボクが同じブロックだったんです。で、みんなそれぞれピン芸をやったんですけど、ゲロを吐くくらいスベって。このままじゃいけない! みんなでR‐1ネタを作ろう! と組んだのがきっかけです」
――どんな芸人がメンバーなんですか?
「正式メンバーは一軍が内藤、中谷、『チーモンチョーチュウ』の菊池(浩輔)。今、人気者です。二軍が『エリートヤンキー』の橘(実)。以上です」
――少なっ(笑)。会合はリーズナブル価格で知られる中華レストラン「日高屋」がベースとか?
「週1くらいで、結構会っていますね。今日、いっぱい仕事してきた人は〝おつまみ3点セット"、お休みだった人はメンマとかソラマメを注文します」
――勘定は誰が?
「もちろん私が払います!軍団長ですから。帰りのタクシー代も渡します!」
――至れり尽くせりじゃないですか!
「内藤は家が横浜なので、タクシーだと3万円ほどかかる。だから内藤だけは300円のサウナに泊まらせますが」
――そんな待遇ならメンバーに名乗り出る芸人も多いのでは?
「いえ。唯一、志願してきたのがエリートヤンキーの橘だけですね」
――人気者加入で、くろじゅん軍団にも勢いがついた?
「この間、くろじゅん軍団のライブをやったんです。おもしろいライブなのに、お客さんがたった18人しか来なかった。チーモンチョーチュウのコンビでライブをやると400~500人も集まるのに、くろじゅん軍団の肩書だと18人。これにはさすがに、まいったな~と思い、すぐに渋谷の日高屋で反省会をしました」
――実は、くろじゅん軍団は、M‐1チャンピオンになっても人気が出ない黒瀬さんを、みんなで慰めるのが目的という説もあります。
「そうですね。皆さん、『人気がなくても大丈夫ですよ』と言ってくれます」
――でも入会すれば、いいことずくめじゃないですか。
「いや、ボクは認めていないんですけど、〈くろじゅん軍団に入ると不幸が起きる〉という都市伝説があるんです。実際、初めてくろじゅん軍団の集会に参加する時、中谷は連絡の電話を受けた5分後に急に高熱が出た。内藤はテレビ局でもらったお弁当をカバンの中でひっくり返して服がベチャベチャに。エリートヤンキーは若手ライブで、くろじゅん軍団に入った次の週にランクが降格、チーモンチョーチュウの菊池はM‐1の準決勝で2回もかんだ。それまでかんだことのないヤツなのに‥‥。不幸が起きるんですね」
――それでも人を引き付けるのは、軍団長に魅力があるから?
「そう思います。それか日高屋のおつまみのレベルの高さでしょうか。ギョーザとかおいしいんですよ。くろじゅん軍団で日高屋のコマーシャルに出るのが夢ですね」
最弱と言いつつ、確実に勢力を伸ばしている「くろじゅん軍団」が天下を取るのはいつの日か?
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