ステイホーム期間中に外出するなどの行為を「自粛警察」に批判されるタレントがいる中、こじるりこと小島瑠璃子(26)も舌禍騒動で自分の首を絞めていた。
発火点となったのは、4月21日の小島のインスタライブ。事務所の先輩である板野友美(28)とのフリートーク中、
「筋トレって世界でいちばん意味わかんないんだよね~」
という、屈託のないひと言だった。さらには追い打ちをかけるように、
「筋トレじゃなくて、筋肉がつく何かをやればいいと思う。ラグビーやって筋肉がつくとか、格闘技やってて筋肉がつくっていうほうが好き」
と言ったかと思うと、世の男性諸氏に活を入れるかのようにズバリ一刀両断。
「男たるもの、見せるための筋肉じゃなくて使える筋肉を持っとけよ」
「何かあった時に人の役に立つ筋肉のほうがよくない? どうすんの? 見かけだけのムキムキ~」
と、両手を持ち上げガッツポーズを取りながら、筋トレマニアを口撃したのだ。これに即座に反応したのが、ほかならぬ筋トレマニアたちだった。
「筋トレをバカにしてんのか!」
と、さながら総攻撃を受けることに。
折しも不要不急の外出が禁じられ、不満のたまっていた時期だけにネット上での猛口撃は収まるどころか、一部の筋トレマニアが名指しでこじるり批判をする展開に。慌てた小島は30日の自身ツイッターで、
〈筋トレって筋トレしてる人にとって聖域なんだってことが分かったよ〉
と弁明するまで追い込まれたのだ。
しかし、こじるりの書き込みについて、一度、火がついてしまった筋トレマニアたちの怒りは収まらない。
〈否定しているんじゃないんだよぉ。ムキムキが個人的にタイプじゃないだけなんだよぉ〉
と小バカにしているような口調だったことで、再びネットは炎上してしまった。
芸能評論家の三杉武氏がこじるりを擁護する。
「確かに、以前番組では好きな男のタイプは白くて細い、インパルス・板倉俊之の名前を挙げていました。そつのない発言で優等生タイプの小島ですが、一方で小生意気、背伸びしているという批判的な声もある。それだけに『ごめんよぉ』という言い方が反省の色がないように捉えられたのかもしれません」
もっとも、好みの男のタイプを明かしただけで炎上したのにはそれなりの理由があるという。女性誌記者が打ち明ける。
「実は、彼女はかなりさばけた考え方の持ち主なんです。テレビの仕事は生放送が大好きと公言し、実際、マネージャーには真っ先に生番組を優先して仕事を入れるように指示していたほど。その理由は、バラエティーなどトークが脱線する収録番組では時間が押し、終わりが深夜になることが多い。その点、生放送なら終了時間が決まっており、自分の時間を有効活用できるからということです」
バラエティー収録なら丸一日かかる仕事でも、生なら2つ3つこなすことが可能だ。効率重視なのは、それだけではない。
「加えてこじるりが所属するホリプロは、深田恭子(37)、綾瀬はるか(35)、石原さとみ(33)などドラマで活躍する女優が王道。小島も女優業への転身を勧められているのですが、『今から女優に転向しても勝ち目はない』とし、何を思ったのか、この4月から中国留学を宣言したんです」(スポーツ紙デスク)
実際、3月末には「ヒルナンデス!」を卒業。中国へ留学する予定だったが、コロナ禍でその計画もおじゃんとなった。
「実際、アジアでファンを獲得できればその市場は日本の比ではない。もはや日本での仕事に未練のないこじるりは、体力のある若いうちに勝負しようと思ったのでしょう。しかし、そもそも日本での地盤が揺らげば元も子もなくなる」(前出・デスク)
事務所内での目詰まりから、国際舞台へ飛躍しようとしたこじるりは、逆にコロナで救われた第1号芸能人なのかもしれない。