「もはや片平なぎさを飛び越えてホラーだね」
そうつぶやいたのは、タレントの伊集院光である。6月6日にオンエアされたドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)は、コロナ禍による撮影中断で第3話を最後に新作が途絶えているが、SNSを中心に熱心なファンが急増しているため、第3話をリミックスバージョンでオンエア。番組の熱烈ファンである伊集院と社会学者の古市憲寿氏、そしてナイツの塙宜之によるコメンタリー付き放送となった。
「許さなーーーーーーーーーい」
中でも最も盛り上がったのが、田中みな実が演じる礼香の演技に対してだ。音楽プロデューサー・マサ(三浦翔平)の秘書でありながら、不気味な眼帯姿で執拗にマサのストーカーと化す。そして恋敵を疑うアユ(安斉かれん)に対し、眼帯を外しておびえさせ、妙なイントネーションで宣戦布告したのである。
かつて大人気だった「スチュワーデス物語」(TBS系)で、片平なぎさが白い手袋を外して義手を見せつけるお決まりのシーンがあったが、田中みな実の破壊力は「もはやホラー」の域に達している。
放映休止後は「Mロス」から「みな実ロス」がSNS上を駆け巡ったが、ようやく、6月13日の第4話を皮切りに再開が決まったことでふたたび「M祭り状態」に。その予告では、礼香がマサを尊敬する流川(白濱亜嵐)とディープキスを交わしていたりと、早くも波乱の模様だ。待たされていた「みな実ロス」に存分に応えてくれそうである。