8月22日、23日に放送される「24時間テレビ43 愛は地球を救う」(日本テレビ系)に関し25日、同局は新型コロナで死去した志村けんさんの物語「誰も知らない志村けん─残してくれた最後のメッセージ─」を放送することを発表したが、これに批判が殺到している。
「主演はメインパーソナリティーを務めるジャニーズWESTの重岡大毅とのことですが、役どころは志村さんではなく志村さんに近かったディレクター。ドキュメント映像とドラマの組み合わせとのことです」(テレビ誌ライター)
しかしネット上では、《ホラやると思ったわ》《この前亡くなった人まで視聴率に使うのか?》《志村さんを使って感動の押し売りはやめて》など、強烈なブーイングが上がっている。
「重岡が演じるのは『天才!志村どうぶつ園』がスタートした16年前から志村さんを近くで見てきたディレクターの役としていますが、そもそも日テレと志村さんの縁は『全員集合』のTBSや『バカ殿』『だいじょうぶだぁ』のフジテレビと比べると圧倒的に薄い。そのため飛びついた感と『志村どうぶつ園』に絡めざるをえない事情も垣間見え、それでいて志村さんの人物像を描こうとする無理矢理さが反感を買っているのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
「24時間テレビ」は昨今、ただでさえ莫大なギャラ発生にドル箱状態、変わらずのジャニーズのゴリ押しなどで放送自体の意義を問う声が大きくなっており、コロナ禍での強行に輪をかけて批判が集まっている。それだけに、今回放送される“物語”の内容には、かなり厳しい目が向けられそうだ。