永田町では、次期総理の座を巡り、各派閥の思惑や駆け引きが続く。一方、女優陣を見渡せば巨大勢力の消滅以降、続々と新たな派閥が旗揚げされ群雄割拠の様相だ。コロナ禍に突入し、激変する人気美女の「最新勢力地図」は政界よりも魑魅魍魎だらけだった!
かつて、姉御肌の小泉今日子(54)を慕い、ドラマで共演した番頭格の飯島直子(52)、補佐役のYOU(56)を中心に飲み会が開かれていた。今から10年ほど前のことである。
そこに、米倉涼子(45)、天海祐希(53)、内田有紀(44)が顔を出すと、今度は当時、若手女優として活躍していた長澤まさみ(33)、石原さとみ(33)、綾瀬はるか(35)、北川景子(34)ら主演クラスのメンバーが続々と集結。いつしか「小泉会」と呼ばれ、女優陣の最大派閥に勢力は拡大していた。
その小泉会の存続が危ぶまれたのは、18年2月のこと。親分格の小泉の事務所独立をきっかけに、一気に解散にまでなだれ込んだのだ。
「それまでは西麻布や六本木、新宿二丁目などで飲み歩いていましたが、女優を休業後、プロデュース業や事務作業で忙しくなってしまった。そこで、小泉は米倉にポストを禅譲したのです」(芸能プロ関係者)
小泉会が消滅すると、すでに人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)のシーズン5まで放送を終え、視聴率女王として覇権を握っていた米倉は、「ドクターX」の俳優仲間を中心に、いわば小泉会系「米倉会」を結成する。
「忙しい米倉のスケジュールに合わせて飲み会を開き、ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレ朝系)が放送されてからは、出演者の林遣都(29)が加入。元小泉会メンバーも顔を出し、特に酒が強くない天海は、朝方になるとベロベロになる米倉を介抱する役割を担っていました」(芸能記者)
このまま「先代」を超えて一大勢力に躍り出ると思われたのもつかの間、今年3月に米倉が事務所を電撃退社したことで、再び解散がささやかれることに。
「ブロードウェイなど舞台で勝負するため、米国を拠点に活動する準備に入っていたので、集まる機会がグッと減ってしまったんです」(芸能記者)
しかし、時を同じくしてコロナが世界を襲来。米倉の渡米スケジュールも白紙になり日本にとどまると、秋に放送される「ドクターX」のスピンオフで、勝村政信(57)が主演を務める「ドクターY~外科医・加地秀樹~」(テレ朝系)への出演が決定。にわかに解散危機の米倉会に動きが出てくる。
「『ドクターX』でフリーランスの麻酔科医役で出演する内田を、米倉は妹分としてかわいがるほど大のお気に入り。その内田が『ドクターY』に出ることを知り、米倉の友情出演が決まりました。撮影現場で勝村や岸部一徳(73)とも再会したことで、会話が弾んで大盛り上がり。コロナが落ち着いたら『米倉会』を復活させる話も出ているそうです」(芸能プロ関係者)
内田の「ひと肌脱いだ」幹部支援で、有力組織の一端を担う米倉会は継続が決まったのである。