一方、若手女優として小泉会の末席に座っていた長澤は、分派して「長澤会」を立ち上げていた。
「当時は同世代が中心となり、綾瀬や宮崎あおい(34)、蒼井優(35)らと飲んでいました」(芸能記者)
しかし、主役級メンバーのスケジュールが合わなかったり、結婚などで参加者は減少。少数精鋭で独立独歩の道を歩んでいたのだが、ここ数年で変化が訪れていた。
長澤の明るい人柄に引かれ、共演した有村架純(27)や広瀬すず(22)、橋本環奈(21)をはじめ、上白石萌音(22)・萌歌(20)姉妹など、旬の若手女優が新直参として電撃加入したのだ。
「小泉会は基本的に男子禁制でしたが、長澤会は特に決まりはなく、芸人の塚地武雅(48)や宮川大輔(47)、リリー・フランキー(56)ら男性陣が参加することもあります。長澤の号令ですぐに集まり、渋谷区周辺やメンバーの自宅で飲むことが多いと聞きました」(映画制作スタッフ)
今や最大所帯に膨れ上がろうとする長澤会で頭角を現しているのが、ホープとして売り出し中の橋本だ。長澤親分とは映画「銀魂」(ワーナー・ブラザース映画)や「キングダム」(東宝/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)で共演して意気投合すると、プライベートでも飲む間柄になったという。
「10歳以上年齢は離れていますが、人間関係などの悩み相談について、むしろ橋本が聞き役になり、長澤にアドバイスを送っているそうです」(芸能記者)
すでに姐さんの風格すら漂わせる橋本は、長澤会の勢力拡大の役割も担っているようで、
「相手の懐に入るのがうまく、交友関係が広い橋本は、池田エライザ(24)と浜辺美波(20)、きゃりーぱみゅぱみゅ(27)や最上もが(31)とそれぞれ女子会を開催するなど、小規模のグループを旗揚げしています。それらが長澤会に合流するのも時間の問題でしょう」(芸能記者)
現時点でポスト小泉会の座だけでなく、芸能界派閥の覇権は、もはや長澤会が手中に収めたかのようである。