2019年10月に所得税の申告漏れが発覚して活動自粛していたチュートリアルの徳井義実が、10月14日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演、約1年ぶりのレギュラー番組復帰を果たした。
これを受けて、お笑いタレントの山田邦子がみずからのYouTubeチャンネル〈山田邦子クニチャンネル〉、10月14日に〈チュート徳井1年ぶり復帰!犯罪・炎上など不祥事を起こした芸能人の謹慎について話します〉とタイトルをつけて投稿。徳井の復帰時期について言及した。
山田は番組冒頭、「お帰りなさいなのか、ちょっと早いんじゃないかっていうのと両方意見がね、あったみたいですけど…。私は1年で良かったんじゃないかな」と発言、徳井は男前であることから「(徳井がいないと)寂しいですよ、(テレビの)絵面がね…」と持論を展開した。
また、去る9月8日に法律違反の薬物を巡る取締法違反の容疑で逮捕された伊勢谷友介被告にも触れ、「もったいない…」と男前のタレントに少々偏ったコメントながら、「人間ってね、1回くらいは何かやらかしちゃう…。けど、(視聴者に)反省したことが伝わるってことが大切ですよね」とも力説した。
さらにはかつて、故・勝新太郎が下半身用肌着の中に法律違反の薬物を隠し持っていた1990年の事件などを例に出し、「確かにいけないことをしているが」と前置きし、「みんなが応援したくなるような…今のタレントはスター性が欠けているのかな…」とも疑問を呈した。
かつては芸能リポーターの厳しい追及をうまくかわせれば収まった不祥事も、昨今はSNSにより千差万別の視点で叩かれる時代だ。無難に生きることがタレントに求められるようなことになってしまえば、無難な人間に魅力があるかといった矛盾にも突き当たる。なんとも難しい問題である。
(ユーチューブライター・所ひで)